バッハのブランデンブルク協奏曲第2番を思い出す2024/04/14 10:18:06

きのう、仲間と飲みに行った。つい最近ドイツに行ったという方がベルリンのブランデンブルク門を見てきた、とおっしゃっていた。ブランデンブルクといえばブランデンブルク協奏曲である。そういえば、ブランデンブルク協奏曲を最近聴いていない。どれを聴きたいかなと思って浮かんだのは第2番だった。第1番と第2番はどちらも同じヘ長調で、独奏楽器に金管があるからときどき混同してしまう。第1番の独奏楽器はホルンとオーボエとファゴットとヴァイオリンで、第2番の独奏楽器はトランペットとリコーダーとオーボエとヴァイオリンである。そうだ、第2番のトランペットは高い音域ばかりだから難しいと聞いたことがある。

別の仲間と飲みに行ったときのことである。トランペット奏者の方が、このあいだピッコロを吹きに出かけたが難しくて音が出なかった、と言われた。ピッコロも吹けるんですか、と誰かが驚いていたが、いや、ピッコロトランペットですよ、とトランペット奏者は答えた。そうですね。ピッコロといえば、小さいという意味の一般的な形容詞だよな。身近にいる人と私がイタリアにいったとき、土産物屋に言ってカリメロのぬいぐるみが目に入った。ただ、持って帰るのに少し大きかったので小さいのがないかと店の人に尋ねようと思って「ピッコロ、ピッコロ」と声を張り上げたが、店の人に通じていなかったのか、はたまた通じていたけれど在庫がなかったのか、小さなカリメロが出てこなかった。それはともかく、ブランデンブルク協奏曲第2番のトランペットはかっこいい。