フォーレの「ペレアスとメリザンド」から「メリザンドの死」を聴く2024/02/21 23:19:06

フォーレの「ペレアスとメリザンド」から「メリザンドの死(La Mort de Mélisande)」を聴いた。あまり「死」を表題にした音楽はないのではないか、と思ったが、よくよく考えるとシューベルトの「死と乙女」とか、グリーグのペールギュントの「オーゼの死」とか、R.シュトラウスの「死と変容」とか、いろいろある。この「メリザンドの死」は、3拍子の荘重な(荘重すぎる)音楽だ。副付点のリズムが全曲のほとんどを支配している。副付点がない箇所は、「メリザンドの歌(Chanson de Mélisande)」のリフレインである。