師匠より早く引退した弟子を調べる2022/12/07 23:28:07

プロの将棋棋士には、必ず師匠がいる。将棋のプロになるためには通常奨励会に入り、その奨励会のリーグ戦を勝ち進むことでプロへの道が開かれる。奨励会に入会するときの条件として、試験に合格するのはもちろんだが、師匠がいないといけない(師匠がいない場合も試験に合格すれば入ることができるようだが、入ってから師匠をみつけないといけないようだ)。師匠はたいてい年上だが、例外は加藤一二三で、最初についた師匠が亡くなったあと最初の師匠を「破門」し、のちに年上だがプロ入りが加藤よりあとの棋士を師匠にした。

勝負の世界が厳しいと思うのは、師匠より先に弟子が引退することがあることだ。将棋の例では、師匠の内藤國雄より弟子の神吉宏充が先に引退したし、師匠の有吉道夫より弟子の坪内利幸がした例もある。もっとも、内藤や有吉が例外的に息長く活躍していたということもあるだろう。