フォーレの舟歌第9番を考える2021/11/24 19:13:03

フォーレの舟歌第9番はイ短調と、第1番と同じ調性をとっている。第1番の揺れは小刻みだったが、第9番の揺れは大きくなり、またメロディーの処理も工夫が見られる。形式も、3部形式から離れ、短い単一主題による自由な変奏の形をとっている。最初の4小節は次のように始まる。