ブラームスの交響曲第2番を聴く2025/07/01 23:45:51

最近、必要があってブラームスの交響曲第2番を聴いている。ふつう、音楽は聴きたいときに聴くのが本当で、必要があって聴く、というのはどこかおかしい。それはともかく、ブラームスの交響曲全4曲のうち、最初に聴いたのがこの第2番だったと思う。その後、第1番も、第4番も、第3番も、たぶんこの順序で聴いたと思うのだが、私がブラームスの交響曲の中で一番落ち着くのが最初に聞いたからではないと思うのだがこの第2番だ。第1番は妙に力んでいるし、第3番は妙に張っている。第4番は好きだったときもあるけれど諦念が表に出ていてちょっと暗い。ということで、第2番がバランスが取れていて、今はこれを聴いている。

といいながら、私はこの第2番の第2楽章が全く思い出せなかった。ということでいろいろな演奏を少しずつ聴いている。最近お勧めがあったのが、ヨーゼフ・クリップスの指揮する演奏だ。勧めてくれた方は、第2楽章の冒頭で「チェロが歌うというのは、こういうことをいうのです」とベタ褒めである。わたしも最初聴いたとき、心が震えた。

『カレーライス物価』ということばがあることを知る2025/07/02 23:09:39

『カレーライス物価』ということばがあることを知った。これは、民間の調査会社が、物価の動向が食卓に与える影響を実感しやすくするために、カレーライスを家庭で調理した際に1食あたりかかる費用の試算値のことである。
「カレーライス物価指数」調査―2025年4月分(www.tdb.co.jp)
物価が上昇しているのはいやだ。ただ、この記事を見て感じたことは、またカレーを食べたくなった、ということである。物価高への怒りより、食欲の亢進が上回るのは困ったことである。

レギュラーコーヒーを買う2025/07/03 23:15:57

今日は外に出かけてレギュラーコーヒーを買った。レギュラーコーヒーも高くなった。レギュラーの反対語はイレギュラーだろうが、イレギュラーコーヒーということばは聞いたことがない。インスタントコーヒーとか、ソリュアブルコーヒーということばになるのだろう。

レギュラーコーヒーを家で飲むという習慣は私の場合大人になってからもほとんどなかった。正確にいうと、越谷に引越ししたあとのことである。私のような貧乏人には、レギュラーコーヒーなどというものは贅沢に思えたのだ。

最近読んだ記事で、コーヒーの豆を買ってきて、家で焙煎するのが流行している、ということだった。そういえば昔、知人の紹介で、ある歌手の卵のお宅に伺ったことがある。その卵の方は、趣味でコーヒーを焙煎しているので一部始終を見せてもらった。フライパンに生のコーヒー豆を入れて、うまい具合に焙煎するのだった。焙煎した豆を挽いて、コーヒーを入れてくれたのだが、味はすっかり忘れてしまった。ただ、焙煎した豆からは香ばしい香りがしたことをなんとなく覚えている。

御徒町の『サカエヤ』でカツカレーを食べる2025/07/04 22:19:03

きょうは上野に用事があったので、その用事の前に腹ごしらえということで、隣の駅の御徒町で降りて少し歩いたところにある『サカエヤ』というカレー屋に行った。0分で出てくるカレーで有名で、しかもポークカレーやチキンカレーは 650 円という。わたしはポークカレーでは物足りないかな、とおもってカツカレーを頼んだ。すると店主は「カツを揚げるのに4分ぐらいかかりますけれど、いいですか?」と尋ねてきた。わたしはもちろん「いいですよ」と答えた。0分カレーというのは注文から配膳まで分未満の単位を切り捨てた、ポークカレーやチキンカレーにあてはまることばであることを理解した。

4分と少し待ってできてきたカツカレーは美味であった。食べ終わって900 円を支払って幸福な気分になって店を出た。ふと周りをみると、『サカエヤ』のとなりのビルに『ラホール』というカレーを出す店があるではないか。カレー屋の隣にはカレー屋があるのか。さすが、上野や御徒町は栄えている町だと感心した。

食べ終わってまだ用事までに時間が少しあったので、春日通りを西に向かって歩いた。御徒町駅を過ぎて、さらに上野広小路駅も過ぎて湯島に近づくと、インドカレーで有名な『デリー』があった。

ベルリオーズの『イタリアのハロルド』を聴く2025/07/05 23:59:59

ベルリオーズの『イタリアのハロルド』を聴いた。この曲は実質的にビオラの協奏曲なのだが、ビオラの出番がだんだん少なくなるので、協奏曲とには分類されにくいのかもしれない。それはともかく、なかなかビオラの音色を堪能できたし、ベルリオーズの語法も、最近まで『幻想交響曲』を聴いてきたおかげか、なかなかおもしろいものだと思うようになった。

『かつ久』でロースかつ定食を食べる2025/07/06 16:45:05

きょうは外で昼を食べることにした。いくつか候補を考えていて産業道路沿いにある『かつ久』を選んだ。店に入ってランチがいくつかあり、その中でロースかつ定食を選んだ。他の定食も魅力的だったが、やはりトンカツを標榜する店ならロースかつ定食を選ぶのが筋だろう。頼んでしばらくすると、黒ゴマと白ゴマがすり鉢に入って出てきた。カツが出てくるまでの間、すりこぎでゴマを擦ると気持ちがだんだん落ち着いてきた。出てきたロースかつは、非常に食べやすかった。定食は、ロースかつのほか、ごはん、味噌汁、香の物がついている。

『ラーメン二郎 越谷店』に行く2025/07/07 21:09:22

『ラーメン二郎 越谷店』に行った。インスパイア店は「鷹の目」のほか何度か行ったが、ラーメン二郎本体で食うのは新宿小滝橋通り店についで2度めだ。

越谷店の開始時間は11:00なので、10:50ほどに行った。外に行列はない。これはラッキー、と思ったが、既にカウンターは全席埋まっている。しかも中の椅子に2人が待っている。そうだったのか、早めに営業を開始することがあるのか、と思い、食券機の前に立った。すると「ラーメン 大」がない。そういえば、「ラーメン 大」をなくした二郎インスパイアの店があったことを思い出した。仕方がない。「小 950 円」を買った。3人めに並んでいて本を読んでいると、店の人が「ひとりさまは先にどうぞ」といって右端の席に行くよう合図された。前に並んでいたのは2人組で、2人が一緒に並べるように、後の私一人に譲ってくれたようなのだ(あるいは店員がそのようなオペレーションをするのが常識なのかもしれない)。麺の量は普通でいいかと聞かれ、はい、と答えた。

カウンターでも本を読んで待っていたが、どのようにコールするかをしばらく考えていたが、結局、「全マシ」という結論に達した。ちなみに越谷店は、ニンニク、ヤサイ、アブラ、カラメのほか、一味唐辛子がつくが、マシマシはできない。コールも無事すんで、丼が来た。確かに量が多いが、心持少ない気がする。他の店のマシマシを見てしまったからだろう。それでも食べ進めていくと、やはりありがたいという気持ちになる。ただ、野菜がむちゃくちゃ多い、というわけではないのでかなり塩辛さが来ていた。そのため、カラメはマシにしないほうがよかったかようだ(もちろん、この日は暑くて塩分が失われがちだから塩分補給は大事だ、という口実は立つ)。また、アブラもこれからの健康のことを考えて控えた方がいいかもしれない。たぶん、3度めの二郎はないだろうが、もしあるとすればニンニク野菜マシマシ(マシマシがなければマシ)だろう。それから、豚は2枚だが、相当な量があった。本家は違うと思った。

カレーを食いに出かける2025/07/08 21:16:03

この日は某所でカレーを食べた。過去5回ぐらい行っている場所で、複数種類のカレーが食べられる貴重な場所である。気になったのは、異様に味が薄い(「もむない」ともいう)カレーがあったことである。理由はよくわからない。その味が薄いカレーだけ日替わりで、あとのカレーは普通の味がした(むしろ塩辛いぐらいのものもあった)。それならば、味が薄いカレーと、塩辛いカレーを混ぜればよかったのだが、なぜか私はそれをする才覚がなかった。

岩崎宏美の「ロマンス」を思い出す2025/07/09 09:46:02

岩崎宏美の「ロマンス」を思い出させるバス停

月に1、2回、川口に用があって私は出かける。その途中に、こんなバス停がある。字を拾っていくと、こう読める。

お願い 乗車中は 席を立たないで ください

ここまで読むと、当然ある年代の人は岩崎宏美の「ロマンス」を思い出すだろう。「〽あなたお願いよ 席を立たないで」で始まる、あの歌だ。歳がばれるが、多くの歌謡曲がテレビで流れていた1970年代を思い出す。

当然、この曲をカバーする歌手や演奏者は多くいるが、中でも驚いたのがエレファントカシマシのボーカル・ギターの宮本浩次だった。宮本浩次はエレファントカシマシとは別にソロアルバムを出していくが、そのなかでカバーだけを歌ったアルバムの表題は「ROMANCE」だった。

今から6年ぐらい前のことだろうか、身近にいる人と私があるとき、NHKの「うたコン」を見ていた。私はエレファントカシマシも宮本浩次も名前すら知らず、身近にいる人はエレファントカシマシというちょっと変わったバンドがある、というのを知っていた程度である。、宮本がこの「ロマンス」を歌うのを聴き、そのあまりの破天荒ぶりにたまげた。身近にいる人も同じように思ったらしく、「今の歌、どうだった?」と尋ねてきた。俺は正直に、「うーん、なかなか面白んじゃない!」と答えた。「いい」とはいえなかったが、みんな優等生のような歌い方をする歌手に比べれば、数段好ましかった。その後、想像されるように、身近にいる人は立派な「エビバデ」になった。

今年もエビバデの誘いで宮本浩次のバースデーコンサートに行った。宮本はこのとき、「ロマンス」を「日本のロック」といって紹介していたのを思い出した。

家系ラーメンを食う2025/07/10 19:50:06

月に1、2回、用があって市川に出かけることがある。きのうはその用事がある日だった。普通なら用が終わればそそくさと帰るのだが、きのうは用が終わったあと遅い昼飯を近場で探して食うことにした。見つかったのは『横浜家系ラーメン 赤家 京成八幡駅前店』というところだった。一番安いメニューがラーメンだった。醤油味か塩味が選べたので、あまり家系ラーメンではみない塩味にした。食べてうまかったが、私の味覚はあてにならない。