本を読むのがしんどくなる2025/01/31 22:39:04

図書館から本を借りて読んでいる。最近は文芸の本が読めなくなった。文庫本の場合は顕著だ。まず、字の大きさがある。私も御多分に漏れず、老眼が進んでいる。私は昔から近視でメガネが手放せなかった。若いころは、老眼になれば遠くが見えるようになる、というバカなことを思っていたが、実際には遠くは相変わらず見えず、近くも焦点が合いにくくなるという苦労を背負うことになった。では字が大きければいいのかというとそうではなく、本の世界に入り込むことができなくなった。とくに外国小説や日本の近代小説の場合に著しい。外国小説では登場人物がカタカナで出て来るから覚えにくいのが困る。日本の小説でも近代のものはあまり見かけない熟語や言い回しが頻繁に出てきて、そこに気を取られてしまいなかなか先に進めない。この二週間で8冊文庫本の小説(戯曲を含む)を借りてきて、読み終えたのは5冊だけだった。ああ、それでも5冊よめれば上等か。