「カラマーゾフ兄弟」を読み始める2024/06/09 22:25:58

図書館に行って、ドストエフスキー作、小沼文彦訳の「カラマーゾフ兄弟 Ⅰ」を借りてきて読み始めている。私はドストエフスキーの小説を一度も読んだことがない。一度、「罪と罰」を読み始めたが、文庫本の上巻の途中で挫折してしまった。「悪霊」はなぜか下巻だけをもっていた。私が実家に住んでいた実家で、隣家のおじさんが「これあげる」といってくれた本の一部にあったからだ。そのうち、同じ出版社の上巻を買うつもりで果たせず、下巻もいつの間にかなくなってしまった。そんなことで、ドストエフスキーを読む機会を失ってしまっていた。

そんな私が「カラマーゾフ兄弟」を読もうとしたのはわけがある。たまたま、なぜか男三兄弟の話があって、「女三姉妹はいろいろいるけれど、男三兄弟はあまり聞かない」という話題になった。そういえば、私が知っている三姉妹は、かしまし娘、コシノ三姉妹、チェーホフの「三人姉妹」などがある。そこで私は、「カラマーゾフの兄弟は三人兄弟ですよ」といかにも読んだふりをした。すると別の人が「ミーチャ、ワーニャ、アリョーシャですね」と即座に突っ込んだ。うー、これでは私が読んでいないのがばれてしまうではないか。これを機会に読んでみることにした。なお、邦訳では「カラマーゾフ兄弟」と「の」が入るが、私が借りた小沼文彦訳と北垣信行訳では「カラマーゾフ兄弟」である。

ブルックナーの交響曲第9番を聴く2024/06/09 23:17:07

ブルックナーの交響曲第9番を聴いた。私が感銘を受けたのは次の個所である。第3楽章のスコア C である。管は省略した。


この主題は長調が主体である。それが、のちに出て来ると短調主体に変容する。スコア M の部分である(管省略)。ここが一番私が好きな個所だ。