バッハの無伴奏チェロ組曲第1番を聴く ― 2025/07/31 13:57:59
バッハの無伴奏チェロ組曲第1番を聴いた。チェロを弾く誰もが、この曲集を聖典のように言うけれど、それって本当なのだろうか、と思う。私も確かに好きだし、練習はするけれど、この無伴奏を弾くのに費やす労力を他の曲に回すチェリストがいてもいいと思うし、私はそういうチェリストを応援する。
ある YouTube を見ていたら、チェロを持っているチェリストは、よく「何か弾いてみてください」と頼まれたときに、無伴奏チェロ組曲の第1番のプレリュードを弾くという。そうすると頼んだ人が安心するのだそうだ。確かに調べてみると、このプレリュードは多くのテレビコマーシャルで使われているようだ。私が「弾いてみてください」と頼まれることは死ぬまでないだろうが、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。練習しておくにこしたことはないだろう。
私が会社員生活の後半を過ごしていたころ、職場の各人には PHS が用意されていて、着信メロディーは単音ではあったが打ち込めばメロディーが自分で作れた。私はチェロ弾きの最下層民ではあるが、チェロを宣伝する役目を担っていると勝手に思っていたので、この第1番のプレリュードを途中まで打ち込んでいた。かかってくる電話を取るのは生まれてからずっと苦手なのだが、せめてバッハのメロディーを奏でてからならば気が紛れて取れるのではないかと思ったのだ。ちなみに、打ち込みで登録できるのは2種類まで可能で、内線と外線でそれぞれ別のメロディーを割り当てることができた。時間があればもう1種類をと考えていたが、結局できなかった。私が考えていたのはチェロの無伴奏ではなく、バイオリンパルティータホ長調のプレリュードのほうだった。こちらはチェロのプレリュードより華やかだ。
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