バレエを見る2024/04/05 23:25:13

以前に録画していたバレエを見た。コンテンポラリーもあれば古典もある。見て思ったのは、バレエの人たちはさぞかしつらい訓練を長い間してきたのだなということだった。それに比べれば私なんか、といっても仕方がない。体の動きのしなやかさに感じ入るしかない。

わたしはバレエを見たことがほとんどないので誰が上手か、誰が下手かがわからない。もちろん、プロの中での上手下手ということだ。上手下手がわかるようになるまでバレエを見続ける、ということも一瞬考えたが、目も少しずつ悪くなってきているし、だいたいわかるようになるまでに100年ぐらいはかかるのではないかと思い、すぐに断念した。

バレエというのはダンスの一部と考えていいのだろうか。ダンスというと、私がすぐに思い浮かぶのはポップスのダンスである。テレビを見ると、昨今の楽曲は振りがあるのが当たり前だ。もういまから 40 年以上前になるだろうか。某事務所出身の若い人が私に「丸山さんはバカにしているかもしれませんけれど、踊りながら歌を歌うっていうのは、実は大変なことなんですよ」と言った。わたしは一瞬何を言っているのかわからなかったが、少しして、なるほどと思った。私は運動音痴だから、少しでも体を動かすと息が切れる。息が切れるということは歌が歌えなくなるということだ。40 年以上前の某事務所所属の歌手は確かに踊りながら歌っていた。もっと前なら、山本リンダだって、エルヴィス・プレスリーだって踊っていた。今ならエレファントカシマシの宮本浩次だって、あれは踊るというよりは暴れまくっているが、とにかく体を動かしながら歌っている。バレエから遠いところに来てしまった。

楽譜が重いことに気づく2024/03/29 23:34:14

書籍全体にいえることなのだけれど、とくに楽譜は一冊ではそう重くないのに、何冊にもなると本当に重くなる。電子楽譜だったり、タブレットに入れたりしている人が徐々に増えているというのは、やはり楽譜が重いということが一つあるのだと思う。電子的に楽譜を使う他の利点は、譜めくりの工夫がしやすいということだろう。画面をなでたり、足につけたリモコンを操作したりすれば譜面をめくることができるのはなかなかかっこいい。

もっとも、譜面を見ない人もいる。これは暗譜をしているということもあるが、そもそも弾きながら目が譜面を追いかけていくことができなくなってやむにやまれず覚えてしまう、ということもある。私は楽譜をまだ目で追いかけられるつもりであるが、そろそろ限界かもしれない。

篠原眞の訃報に接する2024/03/08 23:59:59

少し前のことだが、新聞を読んでいたら、作曲家の篠原眞の訃報が出ていた。昔のことを思い出した。

わたしもある人の勧めで、篠原眞の個展に行ったことがある。東京文化会館小ホールが超満員だったこと、ヴァイオリンの作品で譜面台が舞台のあちこちにありヴァイオリニストがあちこちの譜面台でさまよいながら弾いていたこと、このヴァイオリニストの挙動が週刊新潮で揶揄的にとりあげられていたことなどを思い出した。

これもあやふやな記憶でしかないのだが、音楽仲間といっしょに篠原氏と居酒屋で話したことがある。このときに設営した担当者は、「篠原さんは音楽がかかっている店を極端に嫌うので、店を探すのは苦労したんですよ」とため息をついていたように思う。そのくせ、その居酒屋で音楽がかかっていたかどうか、思い出せないのだった。そもそも、わたしがその音楽仲間といっしょに居酒屋に入ったことがあるかどうかさえ、あやしくなっていたのだった。

コンチネンタルタンゴを考える2024/01/26 22:16:10

私はタンゴをほとんど知らない。だから当然、アルゼンチンタンゴとコンチネンタルタンゴの違いもわからない。コンチネンタルタンゴというのは和製英語であることも全く知らなかった。

ビデオデッキに撮りためた音楽をどうしようか悩む2023/12/26 23:59:59

ビデオデッキに撮りためた音楽が残っている。消そうか残そうか悩んでいるが、なかなか決心がつかない。残すのならば DVD にダビングすればいいのだが、昔買ったビデオデッキが調子が悪く、ダビングできないことがよくある。そういうときは、ダビングせずに消してしまってもいいのかなと思う。

将棋フォーカスのオープニング音楽が気になる2023/08/23 23:59:59

毎週日曜日はNHKの将棋フォーカスを見ている。このオープニングの音楽がずっと気になっていた。実は他局の将棋とは無関係な番組でも使われていて、驚いたのだった。私が調べてみたら、末廣健一郎氏の作品という以上のことはわからなかったが、これだけわかればいいのかもしれない。

スポーツに流れる音楽を鬱陶しいと思う2023/06/20 23:59:59

NHKのニュース番組にスポーツを取り上げる時間がある。この時間に、最近音楽がうっすら聞こえるようになった。これはじゃまだと思う。

音楽雑誌を考える2023/03/06 22:56:16

雑誌にはいろいろな種類があるが、その中に音楽雑誌がある。音楽雑誌といってもさらにいろいろな種類がある。私は本を読むのが好きだが、雑誌はどういうわけかあまり買って読むことはなかった。そして音楽は好きなのだが、音楽は聴いて楽しむものであって読んで楽しむものではない、と思っていたので音楽の本はあまり持っていない。ましては雑誌などはほとんど読んでいない。

私が聴くのはクラシックで、クラシック音楽の雑誌といえば、「音楽の友」とか「レコード芸術」なのだが、音楽の友もレコード芸術も、買ったことがほとんどない。一度、フォーレ・ドビュッシー・ラヴェルの特集が「音楽の友」にあったので買ったことぐらいだ。いろいろな音楽を紹介してくれるのに雑誌はいいのだが、妙な権威付けがあると私は読む気がなくなってしまう。クラシック音楽の評論なんて、誰が言っていたように追悼演説みたいなものだから、新しいものが入り込む余地がほとんどないとばかり思っていた。

早川正昭「日本の四季」から「冬」を聴く(3)2023/03/03 22:07:57

早川正昭の「日本の四季」の「冬」第3楽章のメロディーは、「春よ来い」から取られている。「春よ来い」は冬の歌なのか、まあでもそうだよな。伴奏形は、どうもわからない。ヘンデルかコレルリの合奏協奏曲のような気がするが、どれと特定できないのが弱い。

早川正昭「日本の四季」から「冬」を聴く(2)2023/03/02 22:10:21

早川正昭の「日本の四季」の「冬」第2楽章のメロディーは、「ペチカ」から取られている。伴奏形にも特徴があって、何かに似ているはずなのだが、よくわからない。私が知っているなかで一番似ているのが、バッハの「狩のカンタータ」の「羊は安らかに草を食み」だ。