ボロディンの「ダッタン人の踊り」を思い出す2026/05/08 23:59:59

あるテレビを見ていたら、どこかで聞いたことのある旋律が、私の知らない編曲で聞こえてきた。思い出そうとして悩むこと15分、やっとボロディンの「ダッタン人の踊り」の一部分だと気づいた。この旋律は、以前ブログで「韃靼人の踊り」を聴く で書いたことがあるので繰り返さない。私はボロディンの作品をあまり知らないので、調べてみると面白そうだが、元気がない。

ボロディンといえば、ラヴェルの「ボロディン風に」というピアノの小品もあった。ラヴェルは数ある作曲家の中からなぜボロディンを選んだのだろうか。気になる。

モーリス・エマニュエルのソナチネ第5番を聴く2026/05/05 22:20:25

モーリス・エマニュエルのソナチネ第5番を聴いた。M. エマニュエルのソナチネは計6曲あって、第4番は聴いたり練習したりしてみたことがあったが、第5番を聴くのは初めてだ。この第5番は「フランス風に」という副題があり、ソナチネというよりは組曲である。次の曲からなる。

  1. 序曲
  2. クーラント
  3. サラバンド
  4. ガヴォット
  5. パヴァーヌとガイヤルド
  6. ジーグ

フランスの作曲家が古典的な舞踏組曲を模したものとして、ドビュッシーの「ピアノのために」とか「ベルガマスク組曲」などが、ラヴェルの「古風なメヌエット」、「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「クープランの墓」などがあり、これらと似ているところもあれば、違うところもある。

たぶん、聴きづらいのは最初の「序曲」の速い部分や「ガヴォット」、「ジーグ」ではないだろうか。聴き易いのは「序曲」の導入部と終結部のほか、「クーラント」、「サラバンド」、「パヴァーヌとガイヤルド」だろう。クーラントはそれほど速くなく、むしろメヌエットのように聞こえるのが意外だった。ドビュッシーの語法に近いが(むしろドビュッシーの語法を先取りしていたという人もいる)、かなり苦いところもあり、ときどきシェーンベルクの組曲に聞こえたところもあった。今後開拓していく人が増えることを期待している。

スカルラッティのソナタを練習する2026/05/02 23:13:50

最近、スカルラッティのソナタを久しぶりに練習している。きのうも書いたのだが、最近疲れる曲を聴いていて(今日も聴いた)、少しは楽しい曲を聴きたいと思い、今度はスカルラッティのソナタを弾いてみた。疲れを取るだけならば聴いてもいいのだが、このところスカルラッティのソナタは練習していなかったので久しぶりに弾いてみることにした。もちろん弾けないけれど、指の遊びとして純粋に楽しい。

ショパンの夜想曲ロ長調 Op.62-1 を聴く2026/04/08 23:44:49

私の知り合いの某氏が、ショパンの夜想曲(ノクターン)ロ長調 Op.62-1 を弾いているのを YouTube で聴いて驚いた。某氏は切れ味鋭いヴィルトオーゾ的な曲を好んでいるだろうから、このような曲を弾くことはないだろうと思い込んでいたのだった。実際に聴いてみるとなかなかすばらしい演奏であった。

私は、ショパンのこの夜想曲を、ショパンの曲の中で好んで聴いている。自分でもかつては弾いていたが、引越しでショパンの夜想曲集を処分してしまってそれからは弾いていない。でも、某氏の演奏を聴いていて、自分でも再度練習してみようと一瞬だけ思った。

シューマンの「3つのロマンスOp.28」の第3曲めを弾いてみる2026/03/19 23:02:40

シューマン「3つのロマンスOp.28」第3曲intermezzo1の部分

私も歳を取ってだんだんとち狂ってきたと思うことがある。というのも、シューマンのピアノ曲をたまに練習することがあるからだ。今日は「3つのロマンス」Op.28の第3曲めを練習してみた。なぜこの曲にしたかというと、途中部でミラシドやソドレミが多く出てくるからだ。練習してみて思うのだけれど、シューマンの曲はワンパターンだなあとつくづく思う。

ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番を聴く2026/03/16 19:17:22

ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番を聴いた。去年はショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番を聴いている。私は第1番のほうが好みだが、第2番もおちゃらけた感じが捨てがたい。

下の楽譜は、第3楽章の99小節めから引用した。ピアノの音型はハノンの2番。ただし、ハノンの原曲がオクターブで練習するのに対し、本曲のピアノ独奏は6度で推移する。私の師匠はショスタコーヴィチの終楽章によくみられる、いけいけどんどんの2拍子終楽章を「赤旗まつり」と呼んでいて、急にそのことばを思い出したのだった。

朝のニュースでベートーヴェンのピアノソナタ第31番を聴く2026/03/11 20:11:11

朝のニュースを寝ぼけまなこで聴いていたら、どこかで聴いたことのあるメロディーが聞こえてきた。そのうち変イ長調の特徴ある分散和音になって、これはベートーヴェンのピアノソナタ第31番の第1楽章だとわかった。なぜ今日、このソナタのこの楽章なのだろうと不思議に思ったが、31番の第1楽章、つまり311とつなげればこの日になるということか。

料理店でシュルツ=エヴラーの「アラベスク」が聞こえてくる2026/03/09 18:40:10

きのうは昼飯を某食堂で食べることにした。某食堂に入り、店員に案内された席の正面に大きなモニターがあり、そこにはトムとジェリーのアニメが映し出されていた。

その食堂はカフェテリア方式、つまり自分で食べたい食事を皿に取る方式だ。皿に食事をとって席に着き、おもむろに食べていると、どこかで聞いたことのあるピアノ曲が聞こえてきた。メロディーはヨハンシュトラウスⅡ世の「美しき青きドナウ」だが、音はピアノで、しかも装飾がたっぷりと付いている。これはひょっとして、トランスクリプションの世界で名高い、シュルツ=エヴラーの《ヨハン・シュトラウス2世の「美しき青きドナウ」の主題によるアラベスク 》ではなかろうか。そう思って顔を上げるとそこにはモニターがあり、アラベスクを奏でているのはピアノを弾いているネコのトムだった。これには驚いた。

シューマンの「こどものためのアルバム」から「民謡」を聴く2026/02/11 21:26:17

シューマン作曲「こどものためのアルバム」から「民謡」

シューマンの「こどものためのアルバム」から「民謡」を聴いた。例によって、ピアノでどうしてもダイナミクスがつけられない、単音の cresc. decresc. の符号がある。ではなぜこの楽譜を載せたかというと、ミラシドで始まっているからだ。

リストの超絶技巧練習曲から第12曲を聴く2026/02/09 22:31:33

きのうは雪かきをしたので、そういえばリストに「雪かき」と名がついた練習曲があったはずだと探してみた。

そういえば楽譜があったはずだと思って、音楽を聞いてみる前にこの曲を楽譜を開いてゆっくり弾いてみたが、細かなトリルやトレモロ(バッテリー)に目がくらみ、指がついていかない。2ページで断念して楽譜を閉じ、こんどはインターネットで数種類のプロの演奏を聴いてみた。バッテリーが速いのはプロだからそれだけではなくて結構な力感がある。これが雪かきなのだろうか。

雪かきの原題は何だろうか。Chasse-neige と書かれている。どうもこれを「雪かき」と訳すと、つい人力による雪かきを想像してしまう。インターネットで Chasse-neige と入れると、スノープラウという訳語が出てくる。これは何かというと、除雪を目的として車両や機械に取り付けられた板をいうのだそうだ。写真には除雪車がたくさん出てくるが、これは除雪車そのものというより除雪板をさすのだろう。演奏で感じた力感は機械によるものだったのかと納得した。ただ、リストの時代に除雪板をどのように使ったのだろうか。除雪板を動かすのに使った動力は何だったのだろうか。

それはともかくとして、この第12番をもっと聴いてみようと思う。