「美しきロスマリン」を練習する2024/03/19 21:53:59

チェロの分際で何を言うか、という声もあるだろうが、クライスラーの「美しきロスマリン」を練習することにした。クライスラーの作品は「愛の喜び」「愛の悲しみ」「美しきロスマリン」と「ベートーヴェンの主題によるロンディーノ」の4曲しか知らない俺だが、この4曲は大好きだ。それで、チェロでも弾けるのではないかと思ってたまたま楽譜のあった「美しきロスマリン」に挑戦したが、見事に撃沈した。チェロの先生は「ヴァイオリンだとすらすらできることが、チェロには難しいんですよね。ヨーヨーマはこの曲を演奏していて、ヨーヨーマぐらいになるとヴァイオリンのように弾きこなしていますけれど」と言われ、意気消沈した。

フォーレの「ペレアスとメリザンド」から「糸を紡ぐ女」を聴く2024/02/19 19:36:32

フォーレの「ペレアスとメリザンド Op.80」から「糸を紡ぐ女(Fileuse)」を聴いた。「糸紡ぎ」というのは、音楽的なものなのだろうか。フォーレのオペラ「ペネロペ」にも糸を紡ぐ場面につけられた音楽があるし、ほかにもいろいろな作曲家の「紡ぎ歌」がある。この「ペレアスとメリザンド」の「糸を紡ぐ女」には、レオポルド・アウアーによるヴァイオリンとピアノのための編曲がある。ただ、この編曲はヴァイオリンの細かな音形が最初に出るので、あまり好きではない。

下の楽譜は、アウアー編曲の楽譜をさらに改変して、ヴァイオリンがメロディーを奏するようにしたものだ。


ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を聴く2024/02/10 09:47:24

ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を聴いた。ストラヴィンスキーは芸風をいろいろ変えている作曲家で、この曲を聴くと、とても「春の祭典」と同じ作曲家とは信じられない。私は「春の祭典」も、「ヴァイオリン協奏曲」も、どちらも好きだ。この協奏曲のアリアⅡを聴くと、私はグリーグの「ホルベルクの時代から」のアリアを思い出す。

ギル・シャハムのフォーレを聴く2024/01/24 23:59:59

ヴァイオリニストのギル・シャハムがフォーレを弾いたアルバムを久しぶりに聴いた。いつもこのアルバムをトリオop.120と「夢のあとに」しか聞いていなかったのだが、今回はヴァイオリンとピアノのみの曲を聴いてみた。ヴァイオリンソナタ第1番もいいが、今回はロマンスOp.28がなかなかこのヴァイオリニストの美質に合っているような気がした。

「おんがく交差点」で佐藤晴真のチェロを聴く2024/01/23 23:21:17

「おんがく交差点」で佐藤晴真のチェロを聴いた。

バーバーのバイオリン協奏曲を聴く2023/10/27 22:32:31

バーバーのバイオリン協奏曲を聴いた。よかった。

細川俊夫の「祈る人」を聴く2023/10/22 23:12:54

細川俊夫のヴァイオリン協奏曲「祈る人」を録画していたので、これを再生して聴いた。私は現代音楽に疎いので何とも言えないが、そういわれればヴァイオリン独奏者が祈る人のように聞こえてきた。

リゲティの「マカーブルの秘密」を聴く2023/10/18 22:56:43

リゲティの「マカーブルの秘密」を聴いた。テレビで放映していたので録画したのが数か月前だったのを今頃見るのもどうなのだろう。それはさておき、ソプラノはパトリツィア・コパチンスカヤで、同じ舞台ではリゲティのヴァイオリン協奏曲を演じていたのだった。この「マカーブルの秘密」ではソプラノで歌いながらバイオリンを弾いていた。非常にばかばかしくておかしかった。

フォーレのロマンス Op.28を聴く2022/10/10 23:22:09

フォーレのヴァイオリンの小品には「アンダンテ」、「子守歌」のほかに、「ロマンスOp.28」がある。こちらは子守歌ほど知られていないが、「アンダンテ」と同じ変ロ長調で、ヴァイオリンがよく歌う佳品だ。中間部は少し技巧的になる。楽譜は1日遅れで書いた。


フォーレの「子守歌」を聴く2022/10/09 22:08:27

フォーレの作品で有名なものといえばこの子守歌が挙がると思うのだがどうだろうか。フォーレの作品群のなかでは取るに足らないものと思われるかもしれないが、この旋律の美しさでフォーレとお近づきになれることができれば、この作品の価値はそれだけで十分あると思う。