岩崎宏美の「ロマンス」を思い出す ― 2025/07/09 09:46:02
月に1、2回、川口に用があって私は出かける。その途中に、こんなバス停がある。字を拾っていくと、こう読める。
お願い 乗車中は 席を立たないで ください
ここまで読むと、当然ある年代の人は岩崎宏美の「ロマンス」を思い出すだろう。「〽あなたお願いよ 席を立たないで」で始まる、あの歌だ。歳がばれるが、多くの歌謡曲がテレビで流れていた1970年代を思い出す。
当然、この曲をカバーする歌手や演奏者は多くいるが、中でも驚いたのがエレファントカシマシのボーカル・ギターの宮本浩次だった。宮本浩次はエレファントカシマシとは別にソロアルバムを出していくが、そのなかでカバーだけを歌ったアルバムの表題は「ROMANCE」だった。
今から6年ぐらい前のことだろうか、身近にいる人と私があるとき、NHKの「うたコン」を見ていた。私はエレファントカシマシも宮本浩次も名前すら知らず、身近にいる人はエレファントカシマシというちょっと変わったバンドがある、というのを知っていた程度である。、宮本がこの「ロマンス」を歌うのを聴き、そのあまりの破天荒ぶりにたまげた。身近にいる人も同じように思ったらしく、「今の歌、どうだった?」と尋ねてきた。俺は正直に、「うーん、なかなか面白んじゃない!」と答えた。「いい」とはいえなかったが、みんな優等生のような歌い方をする歌手に比べれば、数段好ましかった。その後、想像されるように、身近にいる人は立派な「エビバデ」になった。
今年もエビバデの誘いで宮本浩次のバースデーコンサートに行った。宮本はこのとき、「ロマンス」を「日本のロック」といって紹介していたのを思い出した。

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