午後のリサイタルの音楽をまた聴く ― 2026/05/11 22:20:52
昔、NHK-FM に「午後のリサイタル」という番組があり、その終わりの音楽が好きだった。これが林光作曲だと知ったのはいつのことだったか。ほぼ10年前にブログに書いていたので、このころだったのだろう。最近久しぶりに聴いて、ますます好きになった。10年前に「 弦は3挺か、4挺かがわからない。」とあり、今もわからないが、WEB にある情報では弦は3挺のようだ。
「午後のリサイタル」を聴いていたころ、当時から悩みもいろいろあったが、まだ希望もあった。今はもう希望がなくなったオヤジに堕落していて、過去を振り返るだけのつまらない人間になっている。
ハイドンの弦楽四重奏曲第1番 変ロ長調「狩」を聴く ― 2026/05/01 23:19:07
最近、必要があって、あるオーケストラ曲を何度も聴いている。ただ、疲れる曲なので何かもっと心が休まるような曲を聴いて気分転換していた思っていた。何がいいのかわからなったが、たまたまハイドンの弦楽四重奏曲を紹介している本を読んだので、第1番 変ロ長調「狩」,Op. 1, No. 1, Hob.III:1を聴いてみた。初めて聴く曲である。
変ロ長調の弦楽四重奏曲といえばモーツァルトの「狩」が有名だ。このハイドンの「狩」はそれほど有名ではないが、聴くと狩りに出かけたくなるような気分になる。私が読んだ本には、交響曲にしろ室内楽曲にしろ、ハイドンの個性が最も明確に顕れるのは最終楽章だと思っている。
とある。私もこの意見に全面的に賛同する。このハイドンの「狩」も、最終楽章が実に気持ちいい。オーケストラ曲を何度も聴いてきて疲れていた気分が、多少は和らいだ。
ショスタコーヴィチの五重奏曲を聴く ― 2026/04/03 23:13:06
ショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲ト短調 Op.57 を久々に全曲聴いた。最初に聴いたのはおよそ40年前のことだろうか。私が会社に入って間もないころで、慣れない生活にずっと落ち込んでいた。寮に帰ると同僚と酒を飲んで気を紛らわすほかは音楽ばかり聴いていた。そのころ聴いていたのは、フォーレとスカルラッティを除けば、モーツァルトの弦楽五重奏曲(特にハ長調とト短調)だったり、このショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲だったりした。たぶんレコードは、石丸電気に行ってメロディアからの外国版を手に入れたのだと思う。演奏はおそらく、リューボフ(リューバ)・エドリーナとボロディン弦楽四重奏団だったと思う。他の演奏と比べると無機質に思えるが、その無機質さが私にはぴったり来た。だいたい、他の演奏を知らなかったということもある。譜面は第1楽章の、弦が入ってくるあたりだ。最初のメロディーはチェロによって奏でられるとは、このたび別の演奏を聴いて、そしてスコアと照らし合わせて初めて知った。スコアを手に入れたのはレコードを聴き始めて間もないころだったのに、俺は今までスコアで何を見ていたのだろう。
フォーレマラソンに行く ― 2026/03/01 23:19:28
きょうは横浜みなとみらいホール 大ホールで行われた「国際音楽祭NIPPON2026 フォーレ室内楽全曲マラソンコンサート」(以下「フォーレマラソン」)に行き、フォーレの室内楽をたっぷり聴いてきた。以下はどうでもいいことである。
フォーレマラソンは第1部から第4部まで計4部からなり、第1部の開演は11:00だ。私の住居は埼玉県にあり、かなり前に出なければいけないことはわかっていた。しかし、何時に出たらよいものやら今朝迷っていたら、身近にいる人から「行くならさっさと行け」と叱られたので8:00前に家を出なければならなかった。ただこれが功を奏して、時間はかかったが、家から会場まで、一番安い経路で行けた。ちなみにこの経路では、会場までは横浜駅から徒歩でいくことになる。帰りはさすがに時間がかかりすぎるので会場から桜木町駅まで歩いて京浜東北線に乗った。
昼飯は下調べしていたインド料理店に行き、食べ放題のランチで腹を満たした。隣に座った人も、フォーレマラソンの客であることがわかったが、当然というべきか、食べ放題のランチではなかった。
会場には山高帽をかぶった人がいた。フォーレではないはずだ。
第1部と第2部の休憩時間に、ロビーコンサートがホール2階のロビーで行われた。立ち見客がぎっしりいた。演奏空間から少し離れたところに階段があり、その段差に立って聴こうとする客に対し係員が「通行の邪魔になるのでステップでは立たないでください」と何度もお願いしていた。たいていは客は移動していたが、ある客は注意されて「だって人が多すぎるでしょう!」と叫んで係員に向って切れていた。フォーレのコンサートに来る客であっても、困った客がいるものだ。私は、階段のステップではなく、踊り場に立って聴いていたが、幸い係員からの注意はなかった。
バッハのトリオ・ソナタト長調を楽しむ ― 2026/02/25 11:04:54
少し前の休日、友人の誘いで室内楽を練習した。バイオリン2本とチェロ1本、そしてピアノ1台という編成で、私はピアノを担当した。
練習した中の1曲はバッハのトリオ・ソナタト長調 BWV 1039 だった。この曲はバッハ自身の編曲でヴィオラ・ダ・ガンバのソナタ BWV1027 になっている。BWV1027 のほうは以前のブログで書いたので、今回は BWV 1039 の第2楽章を楽譜にしてみた。高音楽器2本はフルートの音色にしてみた。ついでにいえばこちらも昨日のブログに引き続き、ソドレミで始まる。
フォーレのピアノ五重奏曲第1番の演奏を聴きに行く ― 2025/11/24 21:06:09
チェロの達人である友人の K さんから、フォーレのピアノ五重奏曲を弾くので聴いてほしい、という誘いがあったのがおよそ半年前だった。その後、11/24 に演奏するということがお知らせがあり、期待に胸を膨らませて出かけることにした。演奏会場は、山手線の某駅から某私鉄で4駅あまりの場所にある。私は運動不足解消と運賃節約を兼ねて、山手線の某駅から演奏会場まで歩くことにした。山手線の駅からは会場まで歩いていくとして、途中でどこか昼食をとる時間も含めて2時間近くあれば十分だろうと思い、家を出た。
ところがもくろみは崩れ去った。自宅から電車を乗り継いでいくといろいろ乗り換えに時間がかかったりして、実際山手線の某駅についたのは開演の1時間半前で、しかも山手線を降りて道に迷って反対側を目指して歩こうとしたりして、まったくもって困ってしまった。ただ幸い、比較的駅間が短い路線だったことと、地図をしっかりもっていたこと、昼食を速く食ったこと、これらの幸運が重なって、開演の15分前には会場に着くことができた。
会場の中に入るとほどなく K さんがいたので、少しだけ話をした。私は、「自分はもう仕事をしていないから、自分が所属している団体に練習に出かけることをしなくなったら、本当に引きこもりになってしまいます」と自嘲気味に話すと、K さんは「おっ、弾きこもりですか」と返して来た。本番前で緊張しているかと思いきや、さすがである。
申し遅れたが、この演奏会は、ピアニストの F さんが(1曲を除いて)と登場する演奏会で、ソプラノ独唱や、ヴァイオリンソナタ、弦楽四重奏曲、ピアノソロ、クラリネットソナタなどが演奏された。フォーレの五重奏曲はトリである。K さんと、F さんや他の演奏者との関係は特には尋ねなかったが、きっといろいろなご縁があってのことなのだろう。ちなみに、ピアノ五重奏曲を弾くセカンドヴァイオリンの方は、この演奏会の最初でソプラノの歌手として登場した方だった。二刀流か!そしてフォーレの曲についての演奏前の紹介はK さんからだった。はにかみながら話す姿がいい。
期待していたフォーレの五重奏曲はすばらしかった。みな熱がこもった演奏だった。どの楽章も好きだが、私が特に好きなのは第2楽章の中間部で、5人の演奏もうまく雰囲気を出していた。帰りは K さん夫妻にご挨拶をして家路に着いた。これからはもっとフォーレの室内楽を聴くことにしよう。
テレマンのトリオ・ソナタを聴く ― 2025/10/31 11:35:14
テレマンのトリオ・ソナタを聴いた。TWV 42:d7 という作品番号がついている。テレマンが残した作品はバッハをはるかに超えると聞いたことがある。バッハの作品目録が BWV で呼ばれているようにテレマンの作品もテレマン作品主題目録番号(Telemann-Werke-Verzeichnis)で呼ばれている。
私はテレマンの作品を全くと言っていいほど知らない。たまたま、ある方のブログを見ていてこの作品を知った。そして、この作品が「ミラシド」で始まっているので、このブログで紹介してみたくなった。
タカーチ弦楽四重奏団を思い出す ― 2025/10/22 10:24:55
このところのニュースを聞いていて、とつぜんタカーチ弦楽四重奏団という団体を思い出した。私は、タカーチ弦楽四重奏団の演奏を聴いたことがあったかどうかまったく覚えていないが、この団体の名前はなぜか憶えていた。家にタカーチ弦楽四重奏団のCDはないはずだが、部屋の整理をするとひょっとしたら出てくるかもしれない。きっと、部屋の整理をしろという天のお告げなのだろう。少しだけ整理をしてみよう。
モーツァルトのクラリネットと弦のための五重奏曲を聴く ― 2025/10/01 23:05:16
つい最近、モーツァルトのクラリネットと弦のための五重奏曲を聴いた。この曲を聴くと、いろいろといいことばかりではない昔のことがよみがえるので積極的に聴きたいとは思わないけれど、それだけ力がある曲だということなのだろう。楽譜は特に記さずにおく。そして、この曲を生演奏で聴く前にどんな楽想だったかを振り返ってみたが、例によって緩徐楽章の第2楽章だけ思い出せなかった。
シューベルトの『死と乙女』を聴く ― 2025/09/29 11:25:39
きのうは某所に出かけて行って、シューベルトの弦楽四重奏曲『死と乙女 D810』を聴いてきたのだった。第4楽章はミラシドで始まる。
例によってこの譜面を abcjs で書き起こしてみた。この abcjs の音源は装飾音符の前打音を該当拍の頭で鳴らし、その結果主音符の入りが遅くなって実に妙な音が聞こえる。通常は、前打音は前の拍に組み込まれ、この曲でいうと、3拍めの A の音が16分音符2つに聞こえるぐらいがちょうどいい。ではきのうの演奏はどうだったか、ということについては、私は耳が悪いのでよくわからない。
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