ウェルナーの練習曲を見る ― 2020/09/23 23:00:00
ウェルナーのチェロ教則本を見た。私のもっている教則本(東京音楽出版社という、今はない会社のもの)のページの p.72 には、各調の、三本或いは四本の弦上のアルペジオという名前の練習曲がある。この曲の大変さを、各所でみることができる。
- とりぷる氏 ユーウツだなあ・・・。(b-sunset.seesaa.net)
- 川内昌典氏 模様?(cello-classroom.com)
私は技術も根気もないのだが、練習するしかない。 上記お二方が開陳されている方法を地道にさらっていくことしかない。
この曲の音程を取るときに心掛けているのは、開放弦の響きだ。師匠は、音程が取りにくくなったら、開放弦に共鳴する音を探して、そこをきちんと取るようにするといいですよ、という。たとえば、3小節めの C は、2オクターブ下の開放の C 線と共鳴するはずだから、そのように A 線を左手で押さえるように、と指導する。C が合うように As と Ges を定め、そして次の Des dur の主和音に向かう、という仕掛けだ。途中どうしてもそのような音を探してくるのが難しくなることもあるが、そこは訓練するしかないだろう。
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