チェロソナタ・エディションを聴く(CD 3 ズッカーリ)2020/09/29 23:00:00

チェロソナタ・エディションのCD3 はズッカーリのソナタが6曲収められている。ズッカーリという作曲家は知らなかった。1694 年の生まれだから、バッハやヘンデル、スカルラッティらが生まれた 1685 年から 10 年も経っていない。作風としてはこういってはなんだがそれほど特徴はなく、心地よい音楽である。 なお、通奏低音は、テオルボのほか、ハープシコードまたはオルガン、G violin またはバロック・ダブルベースと書かれている。テオルボというのはリュートの一種であることはわかった。では G violin というのはなんだろう?G violone ならばわかる。これは、チェロよりやや大きめの楽器で、通奏低音に使われるようだ。この CD では G violin の演奏者として Luca Marzetti という名前がある。Marzetti のホームページを見ると、 G violin は誤りで、正しくは G violone のことに違いないと思う。