ヒナステラのチェロソナタを聴く ― 2021/07/19 20:00:50
きのうの「弦楽四重奏曲第3番」に引き続き、ヒナステラのチェロソナタOp.49を聴いた。全4楽章からなる。うーむ、チェロの朗々としたメロディーは第2楽章を除きほとんど消えてしまい、過激なピアノの打撃に対抗する悲壮な楽器のように感じだ。ヒナステラの妻はチェリストだったから、チェロのことはとりわけ深く考えていたに違いないのだが、これが本当のチェロなら私が持っていたチェロのイメージを一から考え直さねばならないだろう。
コメント
_ はしだ ― 2021/07/19 21:51:11
_ まるやま ― 2021/07/20 22:20:30
ヒナステラのカルテット2番はどっかで聞いたことがあるような気がしたな、と思ったらバルトークのカルテット5番のことを思い出していました。バルトークが手を変え品を変え攻撃を繰り出すのに対して、ヒナステラは気合一辺倒でパンチを入れ続けるような気がしました。ただ、バルトークの室内楽はカルテットもバイオリンソナタも含め、ほとんど聴いたことがありません。ヒナステラから室内楽のバルトークに入るつもりです。これは珍しいかな。
_ はしだ ― 2021/07/21 10:26:08
バイオリンソナタ2曲は何れも私の「バルトーク至高の6曲」に入ります。是非お試しください。
他の4曲は「戸外にて」、SQ3,4、PCon3、です。「至高の7曲」にするなら「弦チェレ」を追加しますが、8曲目の用意はないです。
他の4曲は「戸外にて」、SQ3,4、PCon3、です。「至高の7曲」にするなら「弦チェレ」を追加しますが、8曲目の用意はないです。
_ まるやま ― 2021/07/21 23:03:28
7曲のうち、一部だけ思い出せるのが「戸外にて」と PCon3 だけです。まずはバイオリンソナタの2曲を聴いてみます!
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カルテット1番は冒頭からバルトークの4番終楽章、ただし終楽章はミクロコスモスの最後のシリーズの面持ち。
カルテット2番冒頭はバルトーク5番の気分で、12音に接近しているのかもしれませんが、リズムがまだ穏やかな分1番より穏やかに聞こえました。緩徐楽章は夜の音楽ですね。
チェロソナタは、バルトークのバイオリンソナタの1番だったり時々2番だったり。特に終楽章、ピアノでどかん!と入るのは1番そっくり。