八重洲室内アンサンブルの定期演奏会中止の知らせを受ける2021/07/09 23:00:00

以下は、私が(休んでいるが)所属している八重洲室内アンサンブルに関してのことである。私はこの数年休みのため、生の声は聴けず、団の文書やメーリングリストから知ることのできる事実をまとめて記しただけである。判断からかなり日が過ぎているが、その分だけ冷静になれていると思う。

私が(休んでいるが)所属している八重洲室内アンサンブルは、今年の9月初めに定期演奏会を開催する予定として、場所を確保し、春から練習に励んできた。しかし、コロナウイルスの感染が拡大するなか、実施するか再検討を迫られた。ゴールデンウィーク明けを期限として団員にアンケートを募った。中止・延期の意見もあり、開催の意見もあった。またいずれか保留という立場もあった。6月半ばに下した結論は、「中止」であった。理由はいろいろあるが、詳細に書きにくいところがあるので中止の個別の理由列挙は控える。

ただ、判断にあたって、団では「多くの専門家の話によれば、デルタ株による感染拡大とオリンピック・パラリンピック開催に伴う人の流れの増加などで8~9月に再度の緊急事態宣言の発出が避けられそうにない状況のよう」だという見通しを立てていた。この見通しは結果的に、正しくもあったし誤ってもいた。というのは、東京における4度目の緊急事態宣言は2021年7月12日から同年8月22日までに発出されることになり、8月も対象になるという意味では正しいが、発出された開始月は7月だったので、甘い見通しだったといえる。それはともかく、中止を決めたのは妥当だったと思う。