シューマンの『アルバムブレッター』から『スケルツィーノ』を聴く ― 2026/02/03 21:49:13
シューマンの『森の情景』を聴く ― 2026/01/27 19:26:14
シューマンは嫌いな作曲家である。もちろん、好きだ嫌いだに理由はない。ただ、理由があるなら、その嫌いな理由をはっきりさせておくのがいいだろうとも思う。
さて、シューマンのピアノ曲で中程度に知られているのが『森の情景』(Waldscenen)である。この曲集はそれほど嫌いではない。というのも、第1曲『森の入口』(Eintritt)は、私が小さなときに、テレビの「ピアノのおけいこ」の終わりにいつも聞こえていた曲だからだ。小さなときに何度も聞いた曲は、私の場合、どうしても嫌いになれないのだ。
ただシューマンが「頭がわるいのかなあ」と思うのは、この楽譜の4小節め、右手のDや左手のBに<>という記号をつけていることだ。この<>を単純に cresc. と decresc. の意味だとすれば、ピアノという鍵盤楽器でこの cresc. と decresc. を一音で出すことはできない。物理的にできないことをなぜ指示するのか理解できない。好意的にみれば、この音は大事に弾け、と解釈できるのだろうが、それだったらテヌートを書いておけばいいだろう、とシューマンのピアノ作品全体が嫌いな私はそう思う。
ショパンのマズルカ第13番 Op.17-4 イ短調を聴く ― 2026/01/24 12:42:16
グラナドスの『演奏会用アレグロ』を思い出す ― 2026/01/22 13:59:48
昼、目的地に向かって歩いていた時、とつぜんある旋律を思い出した。なじみのある旋律なのだけれど、どんな曲だったかが思い出せない。最初にピアノの曲だろうと見当をつけたが、浮かんでこない。バイオリンだったか、それとも管楽器だったかと他の可能性も考えたがどうもしっくりこない。1分ほどしてやっと、この旋律はエンリケ・グラナドスの『演奏会用アレグロ』であることに思い至った。私はこの曲を練習したことはないが、何度も聴いて気に入っていたのだった。ただ、なぜ急に思い出したのかはよくわからない。
ラフマニノフが編曲したバッハの無伴奏バイオリンパルティータ第3番を聴く ― 2026/01/12 22:51:40
ラフマニノフは、バッハの無伴奏バイオリンパルティータ第3番からプレリュード、ガヴォット、ジーグをピアノソロ用に編曲している。今日は久しぶりにこの編曲を聴いた。どれもがいいが、特にプレリュードが出色の出来だ。どうしたらこんな編曲ができるのだろう、といつも驚く。
『相棒』で使われている音楽を思い出す ― 2026/01/04 21:36:49
『相棒』のseason7第10話をテレビで見ていると、渡哲也のような俳優が出ていた。あとで調べると渡哲也その人だった。まだ私も少しは記憶力があるようだった。
それはそれとして、このドラマでどんな音楽が使われているか気になった。最初に気づいたのは、ショパンの「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」だった。その次は、サティの「グノシェンヌ第1番」だった。この2曲はどちらもピアノ独奏のオリジナルに近い演奏だったと思う。その次にわかったのは、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」だった。こちらは、演奏はオリジナルとは違い、少し軽めの、また楽器も弦楽だけでなく他の楽器も入ったオーケストラで演奏されたような気がしたが、はっきりとは覚えていない。
最近、いろいろなものを見たり聞いたりしても、過去に見たことがあるのかどうか、聞いたころがあるのかどうか思い出せないことが多い。そして、かりに思い出せたとしても、それがどういう名前のものなのか、いつ見聞きしたものなのか、さっぱり忘れていることがしばしばだ。そういうものだと思うしかない。
ヤナーチェクの「霧の中で」を思い出す ― 2025/12/25 17:28:52
今朝起きると濃い霧が立ち込めていた。霧といえば布施明の「霧の摩周湖」だが、これについては以前「霧の摩周湖」を聞く として書いていた。それならば、ということで今日はヤナーチェクの「霧の中で」を書くことにした。私の持っている譜面では表紙に 2/4 という書き方はされていないし、強弱やテンポなど何も加えていない。こうすると本当に変な音楽になってしまうが、勘弁してほしい。
ラヴェルの『ソナチネ』を聴く ― 2025/12/20 09:47:56
西岡沙樹のフォーレピアノソロ作品全集第1巻を聴く ― 2025/11/26 19:35:29
しばらく前に、西岡沙樹による「ガブリエル・フォーレ:ピアノソロ作品全集第1巻」を注文した。このCDが手元に届いたので早速きのう、家で聴いた。なかなかよい。細かなところは私の趣味とは違うが(当たり前だ)、追って何度も聴いていけば慣れると思う。
ちなみに、この第1巻には、ヴァルス=カプリス全4曲、無言歌全3曲、即興曲第1番~第5番、マズルカ、バラード(ピアノソロ版)、舟歌が収められている。即興曲第6番は第2巻に収録と書かれていた。
フォーレとシューベルトのコンサートに出かける ― 2025/11/01 10:05:21
きのうは鈴木愛美のピアノ・リサイタルを聴きに、東京オペラシティ コンサートホールに出かけた。曲目は次の通り。
- シューベルト:高雅なワルツ集 D 969 Op.77
- フォーレ:主題と変奏 嬰ハ短調 Op.73
- フォーレ:ノクターン第6番 変ニ長調 Op.63
- フォーレ:ワルツ・カプリス第2番 変ニ長調 Op.38
- シューベルト:ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D 894 Op.78 「幻想」
シューベルトを両端とし、フォーレを挟む珍しいプログラムである。私のお目当てはもちろんフォーレだ。この日はこのフォーレに期待してかなり前から安価な席を買っていた。当日つくと2階席で、なおかつピアノの背面の位置よりさらに背面の上手側だった。音響は期待できなかった(特に低音が伝わってこなかった)が、ピアニストの顔やつむじを拝めたのは収穫だった。
冒頭のシューベルトはいいですね。「高雅なワルツ集」は初めて聴いたが、リストの「ウィーンの夜会」の原曲になったワルツも入っていて、むしろ素朴な分だけシューベルトの原曲のほうが好きになってしまいそうだった。
フォーレはいろいろと気になるところがあったが(なんといってもこれらの3曲はすべて自分が人前で弾いたことがある)、やはりプロの技というのはこういうものだと見せつけられた感じがして、恐れ入りました、というのが正直なところだ。個人的にはワルツ・カプリスが最もよかったかな。こうやってプログラムの前半をワルツで始めてワルツで終えるというのもプログラムで計算しているところなのだろう。ちなみに、プログラムの前半は、ピアニストはシューベルトで一度退いたが、フォーレのときは退かなかった。主題と変奏の最後では拍手がおきず、そのままノクターン第6番に進んだ。ノクターン第6番を終えると拍手があったので立ってお辞儀をして、そのままワルツ・カプリスに進んだ。
後半のシューベルトもよかった。私が初めてシューベルトのピアノソナタとして意識した曲がこの D 894 だった。その後、第16番 イ短調(D845) が好きになり、さらにそのあと第14番イ短調(D784や第19番ハ短調(D 958)に心が惹かれるようになった。そして、第21番変ロ長調(D960)は別格であがめている存在だ。そんななかでも、D894 はシューベルトのピアノソナタの中で私の原点だ。第1楽章冒頭の 11:1 のたゆたいをなんと表現すればいいのだろう。第3楽章のトリオにソドレミとミラシドがあるのもいい。
アンコールは2曲、シューベルト=リストの「ウィーンの夜会第6番」(一部が冒頭の高雅なワルツ集から取られている!)とシューベルトの「楽興の時第3番」だった。




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