モーリス・エマニュエルのソナチネ第5番を聴く ― 2026/05/05 22:20:25
モーリス・エマニュエルのソナチネ第5番を聴いた。M. エマニュエルのソナチネは計6曲あって、第4番は聴いたり練習したりしてみたことがあったが、第5番を聴くのは初めてだ。この第5番は「フランス風に」という副題があり、ソナチネというよりは組曲である。次の曲からなる。
- 序曲
- クーラント
- サラバンド
- ガヴォット
- パヴァーヌとガイヤルド
- ジーグ
フランスの作曲家が古典的な舞踏組曲を模したものとして、ドビュッシーの「ピアノのために」とか「ベルガマスク組曲」などが、ラヴェルの「古風なメヌエット」、「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「クープランの墓」などがあり、これらと似ているところもあれば、違うところもある。
たぶん、聴きづらいのは最初の「序曲」の速い部分や「ガヴォット」、「ジーグ」ではないだろうか。聴き易いのは「序曲」の導入部と終結部のほか、「クーラント」、「サラバンド」、「パヴァーヌとガイヤルド」だろう。クーラントはそれほど速くなく、むしろメヌエットのように聞こえるのが意外だった。ドビュッシーの語法に近いが(むしろドビュッシーの語法を先取りしていたという人もいる)、かなり苦いところもあり、ときどきシェーンベルクの組曲に聞こえたところもあった。今後開拓していく人が増えることを期待している。
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