エサ=ペッカ・サロネンの「霧」を聴く2024/04/01 21:04:30

エサ=ペッカ・サロネンのオーケストラ曲「霧」を聴いた。バッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番の前奏曲の引用から始まるが、フリギア旋法に変えられている。現代音楽なのでなんとも形容に困るのだが、全体のかなりの個所はこの前奏曲の音形がどこかしこに聞こえるので、それほど難渋には思わない。

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マーラーの交響曲第3番を聴く2024/04/02 23:59:59

マーラーの交響曲第3番をビデオで聴いた。あまりにも長いので何回かに分けて聴いてきて、やっと今日聴き終わった。途中で聴いたことすら忘れて、あれ、この曲はマーラーの交響曲のはずだけれど何番だったかな、第5番のようなフレーズが聞こえてきたけれど、さっき児童合唱団が映っていたから5番じゃないよな、とかいいかげんなことを考えていた。しかし、あまりにもわからないのでビデオに入っていた曲目の解説をみて、ああそうだ、第3番だった、と今更ながら思った。感想はというと、あと10回ぐらい聴いてもわからないと思う。マーラーの第1番は、たぶん50回ぐらい聴いてやっとわかったぐらいだから、他の交響曲は私にはお呼びでないのかもしれない。

シューベルトの「36の独創的舞曲」D365-2を思い出す2024/04/03 20:06:09

エマールのピアノの録画を聴いていたら、シューベルトのワルツが聞こえてきた。あれ、これは聞いたことがある。ひょっとして、50年位前の、「ピアノのおけいこ」の始まりか終わりに聞こえてきた曲ではないか。あのときの講師は深沢亮子だったか井口澄子だったか。世の中のことは何も知らない、ただの子供だったころに急に連れ戻された気がした。画面にうつった D365 というドイチュ番号をもとに調べたら、「36の独創的舞曲」(最初のワルツ集)Op.9 という曲集の第2番だということがわかった。ただの子供がただのおじさんになっても、この曲を未だに覚えていたことが不思議だ。そして、この独創的舞曲の2番は、「悲しみのワルツ」という名前が付されていることを、今初めて知った。


ブラームスの交響曲第4番を聴く2024/04/04 21:15:21

ブラームスの交響曲第4番を聴いた。以前、ブラームスの交響曲第2番を聴いたときに、「ブラームスの交響曲の交響曲は第3番以外思い出せない」と書いたが、この曲を聴いて、第4番の緩徐楽章は知っていることに気づいた。冒頭のフリギア旋法がなかなか乙なのだ。

バレエを見る2024/04/05 23:25:13

以前に録画していたバレエを見た。コンテンポラリーもあれば古典もある。見て思ったのは、バレエの人たちはさぞかしつらい訓練を長い間してきたのだなということだった。それに比べれば私なんか、といっても仕方がない。体の動きのしなやかさに感じ入るしかない。

わたしはバレエを見たことがほとんどないので誰が上手か、誰が下手かがわからない。もちろん、プロの中での上手下手ということだ。上手下手がわかるようになるまでバレエを見続ける、ということも一瞬考えたが、目も少しずつ悪くなってきているし、だいたいわかるようになるまでに100年ぐらいはかかるのではないかと思い、すぐに断念した。

バレエというのはダンスの一部と考えていいのだろうか。ダンスというと、私がすぐに思い浮かぶのはポップスのダンスである。テレビを見ると、昨今の楽曲は振りがあるのが当たり前だ。もういまから 40 年以上前になるだろうか。某事務所出身の若い人が私に「丸山さんはバカにしているかもしれませんけれど、踊りながら歌を歌うっていうのは、実は大変なことなんですよ」と言った。わたしは一瞬何を言っているのかわからなかったが、少しして、なるほどと思った。私は運動音痴だから、少しでも体を動かすと息が切れる。息が切れるということは歌が歌えなくなるということだ。40 年以上前の某事務所所属の歌手は確かに踊りながら歌っていた。もっと前なら、山本リンダだって、エルヴィス・プレスリーだって踊っていた。今ならエレファントカシマシの宮本浩次だって、あれは踊るというよりは暴れまくっているが、とにかく体を動かしながら歌っている。バレエから遠いところに来てしまった。

リストの曲を練習する2024/04/06 23:13:44

家にはフランツ・リストの楽譜が数冊あるが、難しくて弾くのをあきらめていた。しかし、このまま死んではせっかくの楽譜がもったいない。よれよれでも、一度は通して弾いておきたいと思い、きのうはリストのある曲を、そしてきょうはリストの別の曲をよれよれになりながら通して弾いてみた。きのう弾いた曲はひょっとしたらレパートリーに入れられるかもしれない。今日弾いた曲はレパートリーにするには無理だろう。この調子で、まだ弾いていないリストの曲をすこしずつ練習していきたい。

ビートルズの「トゥー・オブ・アス」を聴く2024/04/07 09:19:54

ビートルズの「トゥー・オブ・アス」を聴いた。
We’re on our way home
の繰り返しが耳に残る。この歌を聴くと勝手にカントリー風だと思ってしまう私は耳が悪いのだろう。

ブルックナーとマーラーの違いを考える2024/04/08 22:15:36

わたしはドイツやオーストリアの音楽が苦手だ。ということになると、私は管弦楽がきけなくなってしまう。

ある方からこんなことを言われた。ブルックナーが嫌いということは、その源流のシューベルト、ベートーヴェン、モーツァルトに至るまで否定することになる。私は、ブルックナーが嫌いとその方に向っては言ってはいないけれど、ひょっとしたら何かの理由でそう思われたのかもしれない。

なぜドイツ音楽が自分で苦手とするのかはわからない。好きなものもある。ひょっとしたら、ドイツ音楽そのものではなく、ドイツ音楽が好きな方が抱いている、音楽に対する指向に私がついていけないのかもしれない。今でこそあまり言わないと思うが、ドイツ音楽に対して精神性がどうのこうのという主張があった。この精神性というのは何か、私はよくわからない。音楽なんて、楽しければそれでいいではないかといういいかげんな考えを私は抱いているから、精神性にはついていけないのだ。

そういえば、ブルックナーとマーラーの違いについては、やっと少しわかるような気がしてきた。ブルックナーは同じ旋律を何度も繰り返すしつこいタイプで、マーラーはいろいろな旋律をあちこち書き散らかすタイプだ、ということだ。それ以上の違いが私にはわからない。大きな共通点は、長い交響曲を書いたということで、この共通点などがたいしたことではない、という違いがわかるようにはまだなっていない。修行が足りないのだろうが、この違いがわかるような修行をしたいかというと、今のところはそのような気にはならない。

野口五郎の「甘い生活」を聴く2024/04/09 23:19:15

野口五郎が歌う「甘い生活」をテレビで聴いた。テレビによれば、この曲は野口五郎最大のヒット曲だという。そうか、「私鉄沿線」ではなかったのか。

フィンガー5の「学園天国」を思い出す2024/04/10 22:49:21

きのうテレビをつけたら、フィンガー5の「学園天国」を、某歌手集団のうちの何人かが歌っていた。もう何年前だろう。「学園天国」は私の中では「個人授業」や「恋のダイヤル6700」ほどの衝撃は感じなかったが、それでもしっかり歌は残っている。なお、私の学校生活は暗かったから、「〽あの席をただ一つねらっているんだよ」という楽しい考えはついぞなかった。