「春の海」が聞こえてくる2023/01/01 23:59:59

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、テレビを見ているといろいろな音楽が流れてくる。中でも多いのが、宮城道雄の「春の海」だ。閉店の音楽に「蛍の光」が使われるように、正月の音楽は「春の海」が使われる。刷り込みというのは恐ろしいもので、「春の海」を聞くたびにめでたい気持ちになってくるのだ。しかし、なぜ「春の海」を、テレビ局が正月に流すようになったのだろうか。

土屋賢二先生の随筆で、あることがきっかけで、土屋先生が「春の海」が嫌いになったということを知った。そういえば、富士山が嫌いな日本人がいる。誰もが好きなものなどない、ということを、「春の海」を聞きながら思い出した。