渡辺明九段の投了を考える ― 2024/12/16 22:19:47
将棋の渡辺明九段が、A級順位戦で投了した理由が話題になっている。「足の痛みを訴え、投了を告げた」ということである。この話題で思い出したのは、晩年の真部一男九段のエピソードである。対局中自身の体調不良のため序盤で投了したのだが、それも「自分はいい手を見つけたのだが、それを指すと相手が長考するだろうからその長考に自身の体が持たない」と考え、そのいい手を指さずに投了したのだ。将棋では、相手の手番で投了することはできない(したとしたら反則だろう)。
渡辺九段の足の痛みは、直接にはフットサルでの怪我だが、間接的には将棋対局における度重なる正座が重なったことによる膝の酷使があるという。内藤國雄九段はまだ順位戦に参加できる地位にありながら引退したが、この引退の理由の一つに正座が大変になってきたから、ということがあったように記憶している。やはり正座は、無理な姿勢なのだろう。
そういえば、去年までは椅子対局だったNHK将棋トーナメントは、今年からは畳の上の対局に戻った。仕事の環境ということで考えるべきことは多い。
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