サクマのいちごみるくのコマーシャルを思い出す2020/11/11 19:13:01

あるとき、「見る角度によって形がかわるネックレス」をテレビで見た。私はすぐに「サクマのいちごみるく」を思い出した。

まーるくって ちっちゃくって さんかくだー さっくっまっのっ イチゴミールクッ!

楽譜は後で書き起こすことにする。

ハイドン 交響曲第95番ハ短調を聴く2020/11/12 23:00:00

ハイドンの交響曲第95番ハ短調を聴いた。モーツァルトの短調が珍しいように、ハイドンの短調も珍しい。この曲は第3楽章と第4楽章が面白い。第3楽章のトリオでは突然チェロの独奏が披露される。第4楽章はハ長調で途中でフーガが始まる。そして終わり方がなんとなくモーツァルトの交響曲第41番ハ長調と似ている。

ハイドンのことを書いてきて、そういえば、ハイドンの交響曲が弾けるアマチュアのオーケストラはほとんどないのだろう、と思いため息をついた。

下記楽譜は第3楽章のトリオである。チェロの独奏部分がある

弦楽器の雑誌を買う2020/11/13 19:47:11

書店に行った。お目当ての雑誌を探したがなかったので、代わりにサラサーテという雑誌を買った。「弦楽器と音楽を愛するすべての人へ」とあり、特集が「チェロが呼んでいる」とあったので買うことにした。

どれどれと中身を見てみた。pp.060-061 はフォーレの《エレジー》の弾き方だったので参考になるだろうか調べてみた。すると、p.061 の譜例がいきなり違っている。冒頭、チェロは休みでそこは問題ないが、ピアノの伴奏が c moll の三和音ではなく 3度低い As dur の三和音と誤って書かれている。思わず老眼が進んだかと眼鏡をはずして確認したが、やはり誤りである。

気を取り直して p.052-p.055 のバッハの無伴奏チェロ組曲のページを見てみた。するとp.054 にも、誤りがあった。なんということだ。

ハイドン 交響曲第94番ト長調「驚愕」を聴く2020/11/14 23:00:00

ハイドンの交響曲第94番「驚愕」を聴いた。「びっくり」というのがいいかもしれない。何度も聴いているはずなのに第2楽章の突然のフォルテには驚いた。

改めて第1楽章から聴いてみると、またいい。リズムは 6/8 拍子だろうか。心地よい響きで満たされている。第2楽章はソナチネアルバムの終わりのほうに、短縮版が載っていたがあれは何の意味があるのだろうか。本物はもっと長く、面白い。第3楽章はメヌエットなのだが、なぜか J. シュトラウスのワルツを思い出した。3拍子というだけでほとんど関係のない二人が出てくるのはなぜだろう。浮き浮きした気分になるということは関連があるのかもしれない。第4楽章はハイドンらしい端正なアレグロ。モーツァルトもベートーヴェンもいいけれど、私はハイドンが好きだ。ついでにいうとバッハもヘンデルもいいけれど、私はスカルラッティが好きだ。ドビュッシーもラヴェルもいいけれど、私はフォーレが好きだ。餃子も焼売もいいけれど、私は春巻が好きだ。

発表会に出る2020/11/15 15:54:59

私はチェロを先生について習っている。先生につくとたいてい発表会というのがある。その先生の門下生が集まって、日ごろの練習の成果を披露する催しである。その先生のところでも発表会がある。わたしは何を考えたのか、発表会に出ることを決めた。昨日が、その日だった。その日を迎えたので、サボるわけにはいかず、発表会の会場にチェロを担いで行った。そこで私は何を弾いたか。フォーレの「チェロとピアノのためのソナタ第1番」の第2楽章だ。なぜ「チェロソナタ」と書かなかったかというと、正しくはチェロとピアノのためのソナタであることを知らせたかったからだ。そして、ピアノは伴奏ではなく対等な立場であるということをはっきりさせたかったからだ。これは、音楽全体が不首尾なできに終わったときに、チェロだけでなく、ピアノにも責任を負わせたいという極めて不埒な考えに基づく。

結果はどうだったか。チェロは弾くというレベルではなく、弦を弓でこするだけという始末であった。ピアノはしっかり鳴っていたので、題名で責任逃れをしたいという目論見は見事打ち砕かれた。これに懲りたので、たぶん次回の発表会参加を打診されたら、断るだろう。

発表会なので、他の生徒の演奏を聴くことができた。生徒であるからレベルはさまざまである。自分の演奏ではないので、安心して聴けたのは収穫だった。最後に、先生の演奏もあった。さすがに先生だけのことはあった。

ハイドン 交響曲第99番変ホ長調を聴く2020/11/16 19:17:00

ハイドンの交響曲第99番変ホ長調を聴いた。第2楽章は緩徐楽章で、ところどころ木管楽器のアンサンブルが浮き立つ個所がある。特にファゴットの音色が心地よく響く。

ハイドンの協奏交響曲変ロ長調を聴く2020/11/17 21:30:00

ハイドンの協奏交響曲変ロ長調Hob. I:105 を聴いた。ハイドンに協奏交響曲(シンフォニろア・コンチェルタンテ)があるとは迂闊にも知らなかった。たまたま家にあったハイドンの CD を見たら、交響曲を集めた CD 群にこれが紛れ込んでいた。

この協奏交響曲は、ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、バスーン(ファゴット)が独奏楽器として活躍する。管楽器と弦楽器から、高音域担当と低音域担当を選んだのだろう。この楽器の選び方が、なぜかおかしい。独奏もきらびやかだ。チェロの独奏部を聴くとハイドンのチェロ協奏曲を思い出す。同じ作曲家だから、当然か。

ともあれこんな面白い曲があるとは知らなかった。なんにせよ、生きてきてよかった。

ハイドン 交響曲第92番ト長調「オックスフォード」を聴く2020/11/18 20:08:00

ハイドンの第92番ト長調「オックスフォード」を聴いた。ハイドンの交響曲を聴くとき一番期待するのは終楽章だ。どんな手を使って盛り上げるのかが気になり、そして期待通りの浮き浮きした気分になる。すこぶる健康にいい。

この「オックスフォード」も終楽章がいい。なんと、「ソドレミ」である。冒頭はヴァイオリン I, II とチェロだけの簡素な構成が、徐々にオーケストラ全体に広がり、大きな構築物となる。

ハイドン 交響曲第88番ト長調を聴く2020/11/19 22:32:28

ハイドンの交響曲第88番ト長調を聴いた。第1楽章は、低音が急速なパッセージを動くところの迫力が印象に残る。第3楽章は、教会旋法風の不思議なメロディーが楽しい。第4楽章は、ヴァイオリンとともにファゴットから始まる軽やかな旋律が魅力的だ。

ハイドンの交響曲は1曲ごとに発見がある。

ハイドン 交響曲第89番ヘ長調を聴く2020/11/20 20:08:49

ハイドン 交響曲第89番ヘ長調を聴いた。

全体的に、モーツァルトのディヴェルティメントを思わせる優美な旋律が際立っている。もっとも、ティンパニがないのでそう思っているだけかもしれない。

第3楽章のトリオは、ヴァイオリンとフルートの間の受け渡しが楽しい。また、ホルンの豊かな響きが印象深い。第4楽章はヴァイオリンのソロが際立っている。ハイドンは交響曲で、ソロをところどころ立てることが多い。これがハイドンの交響曲の楽しみだ。