リムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」を聴く2021/12/27 23:59:59

取りためていたビデオでリムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」を聴いた。久しぶりに聴いたのに、ついこの間聴いたばかりのような気がしている。第2楽章《カランダール王子の物語》を聴いて、ああ、これはザ・タイガースの「モナリザの微笑」だった、ということも思い出した。もっとも「モナリザの微笑」という題はすっかり忘れてしまって「〽雨がしとしと日曜日」という歌い出しだけを覚えていただけのことだ。

楽譜を比べてみよう。シェヘラザードの第2楽章は、ファゴットのソロで始まる。

モナリザの微笑はこうだ。

シェヘラザードは楽譜が3拍子だが3拍子には聞こえない。ヘミオラのような、そうでないような、微妙なリズムだ。いっぽう、モナリザの微笑は完全に4拍子(または2拍子)に聞こえる。それにしてもよく似ている。もちろん、この類似は前からいろいろな人に指摘されている。ほかに、5ch(旧2ch)での指摘に、ロシア民謡「一週間」の一節がある。

後半の糸と麻を買ってきたの節が似ている、というのだ。言われてみれば確かにそうだ!