プーランクの「グローリア」を聴く2022/08/21 16:22:05

私が合唱団にいたときには、けっこうその合唱団は外国の難しい曲をやることが多かったので、その曲が音源があればCDを買うことにしていた。たとえば、プーランクの「悲しみの歳暮聖母」を練習したことがあって、このプーランクの曲を含む CD を買った。この CD にカップリングされていたのはほかに「グローリア」と「黒い聖母像への連禱」だった。今久しぶりに、この「グローリア」を聴いている。

宗教的合唱曲で大きな位置を占めるものに「ミサ」がある。典型的なミサ文に曲をつけるもので、ミサ文には「キリエ」「グローリア」「クレド」などがある。このグローリアはミサのうちの「グローリア」のみにオーケストラ伴奏をつけたものだ。なかなか面白い。

私が思うに、オーケストラ伴奏の合唱曲で公演される曲目は全体の9割がベートーヴェンの交響曲第9番ではないだろうか。まあ、9割は大げさだろうが、他の曲の演奏頻度を圧倒しているのではないかと思う。該交響曲は傑作であることは認めるが、それがためにほかのもっと演奏されてしかるべきオーケストラつき合唱曲が冷遇されているとすれば残念だ。

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