バッハの前奏曲とフーガイ短調 BWV543 を聴く(フーガ)2022/08/07 23:59:59

前日に引き続き、バッハの前奏曲とフーガイ短調 BWV543を取り上げる。今回はフーガである。このフーガもいい。前奏曲は分散和音と半音階の下降だったが、フーガの主題は分散和音と全音階の下降だ。こちらはクリシェなのでなんかくすぐったいのだが、そこがいい。

ついでにいうと、フーガには先駆型がある。BWV944 の(チェンバロの)「幻想曲とフーガ」のフーガがそれだ。幻想曲は白玉だけの和声で鍵盤楽器奏者の裁量に任される。フーガはきびきびとしていて、こちらもいい。私は昔、音楽之友社のバッハ作品集にこの先駆型の楽譜が載っていたのを知り、買いたいと思っていたが買わずにいたら、もうこの作品集は売っていないようなのだ。悲しい。


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