ギボンズの「ソールズベリー卿のガイヤルド」を聴く2022/03/08 19:06:11

ギボンズ鍵盤音楽第3集の第3曲はソールズベリー卿のガイヤルドである。きのうは、ソールズベリー卿のガイヤルドが見つからなかったところまでを書いたので今日はその続きである。私はものぐさだから物を探すときに手間がかかるとわかればあっさりあきらめる。私が当時楽譜を探すときには、ヤマハの渋谷店か池袋店か銀座店を見て、なければ民音か東京文化会館の音楽資料室を探すぐらいだった。ヤマハの先の3店にはなかった。では民音の音楽資料館はどうかということでギボンズの楽譜を探していたら、Selections という楽譜があり中を見てみたらソールズベリー卿のガイヤルドがパヴァーヌと一緒に収録されていた。ありがたいことである。そういうわけでパヴァーヌとガイヤルドを合わせて一所懸命練習し、グールドにはかなわないまでもなんとか弾ける程度に仕上げて、コンサートで2回披露した。2回めのときは飛び入りだった。このときのアンケートを見せてもらったら、「へんなおじさんが出てきたので驚いたけれど音楽はまともだった」と書かれていた。

今楽譜を写しながら驚いたのは、この曲も7小節が単位になっていることだった。何十年もこの曲を弾いているのに、今になって気づくとは、まったくがっかりした。