原博の前奏曲とフーガ3番を分析する2021/08/12 22:24:45

原博の前奏曲とフーガ3番を分析しようとしている。詳細は後日。

前奏曲は装飾音の多い、優雅な小品である。なお、下の楽譜で1拍目裏のターンには、出版譜ではターンの下に本位記号♮が付与されている。これは、この上のAsの音を (As-)B-As-Ges-As ではなく、(As-)B-As-G-As のように G として弾くようにという指示のことであるが、この abcjs ではこのような♮は書けなかった。

フーガは 9/8 拍子で、この曲集の中では前奏曲も含めて唯一である。また楽譜2ページに収まっているフーガはこの曲のほか第19番のイ長調のもののみである。主題はこじんまりとしている。