ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/23 を聴く2021/01/11 10:24:59

ハイドン ピアノソナタ Hob XVI/23 第1楽章

ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/23 を聴いた。驚いたのは、第1楽章の展開部で分散和音からなるパッセージがいきなり聞こえてきたことだった。この譜面のあとでは減七の分散和音が半音階ずつ下降するのだが、これと併せて新鮮な響きがした。バロック時代の即興的パッセージが古典派にも受け継がれていることを認識した。

ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/39 を聴く2021/01/12 19:58:24

ハイドン ピアノソナタ Hob XVI/39 第1楽章

ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/39 ト長調を聴いた。第1楽章は変奏曲である。最初はなんとなくベートーヴェンのソナチネト長調Anh5(1) に似ている。ただ、このソナタは変奏曲だけあってだんだん音が細かくなっていく。第2楽章はハイドンらしいアダージョ、第3楽章は軽やかなフィナーレだ。

ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/24 を聴く2021/01/13 23:32:47

ハイドン ピアノソナタ ニ長調 Hob XVI/24 第2楽章

ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/24 を聴いた。第3楽章の拍節感がわからない。最初は4小節*2だ。次は5小節だろうか。その次は3小節だろうか。そしてさらに直前の5小節+3小節のエコーがついているようだ。これはわからない。

ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/4 を聴く2021/01/14 21:18:00

ハイドン ピアノソナタ Hob XVI/4 第1楽章

ハイドンのピアノソナタ Hob. XVI/4 ニ長調を聴いた。最初だけ聴くとモーツァルトのにおいがするが、これは、モーツァルトの有名な、デュポールの主題による変奏曲の節回しと似ているからだろう。では、ハイドンとモーツァルトはどこが違うのかというというと、よくわからない。

ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/21 を聴く2021/01/15 23:00:00

ハイドンピアノソナタハ長調 Hob XVI/21 第1楽章

ハイドンのピアノソナタ Hob. XVI/21 ハ長調を聴いた。特筆すべき点は少ないが、親しみやすいハイドンである。譜例は第3楽章の、ちょっとしたヘミオラが出てくるところを掲げた。

ハイドンのピアノソナタ Hob. XVI/20 を聴く2021/01/16 09:14:10

ハイドン ピアノソナタ ハ短調 Hob. XVI/20 第3楽章

ハイドンのピアノソナタ Hob. XVI/20 ハ短調を聴いた。第3楽章にスカルラッティ風の進行がある。

ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/D1 を聴く2021/01/17 23:00:00

ハイドン ピアノソナタ ニ長調 Hob XVI/D1 第2楽章

ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/D1 を聴いた。この曲は学者によって偽作と断定されているらしい。率直な感想をいえば、しょぼい。でも、初心者が弾くにはいい曲なのかもしれない。どの曲も短いが、第2楽章のメヌエットが特に短いので、譜面を載せる。

ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/25 を聴く2021/01/18 19:13:21

ハイドンピアノソナタ変ホ長調 Hob. XVI/25

ハイドンのピアノソナタ Hob. XVI/25 変ホ長調を聴いた。第1楽章は例によって細かな音符がいろいろ入り込んできて大変だ。第2楽章は Tempo di Menuet という表題になっているが、不完全小節を除く1小節目の左手に Imitazione という指示がある。これは「真似をする」という意味なのだろうか。このあと前半は、右手の節を1小節遅れで追いかけている。前に紹介した、後ろから前に弾いても同じとなる回文メヌエットと合わせて、ハイドンは趣向を凝らすのが好きなのだろう。

ハイドンのピアノソナタ Hob XVI/29 を聴く2021/01/19 19:13:29

ハイドン ピアノソナタ ヘ長調 Hob XVI/49 第1楽章

ハイドンのピアノソナタ ヘ長調 Hob XVI/29 を聴いた。第1楽章はときどき高速アルペジオがあるので置き去りにされてしまう。そのあとで、おとぼけた同音連打があるのでわらってしまう。

川甚の閉店を知る2021/01/20 19:08:01

東京新聞の1月17日朝刊に、葛飾柴又にある川魚の店「川甚」が閉店するという記事があった。

私は一度か二度、この川甚で行われた会席に出たことがある。たぶん15年前だろう。

私は当時、ある団体に所属していた。その団体の年次総会はほぼ川甚で行われていた。この川甚での総会の会費は高価だったので私はずっと欠席していたが、ある年、ひょっとしたら川甚で食べる機会はそうないかもしれないという思いが募った。そこで、腹をくくり、高価な会費を払って年次総会に出席したのだった。

かくのごとく決死の思いで参加した年次総会だったが、どんなものを食べたかまったく覚えていない。たぶん川魚とか鰻とかだったのだろう。ただ、お土産を持って帰ったことを覚えている。お土産の中身も覚えていない。覚えているのは、大広間の座敷で膳が並べられて、お偉方が前方に座っていたことだけである。

私はその後、この団体を退会した。この団体で作った縁も今では失った。川甚の閉店は、縁の消失を象徴しているかのようだ。