フォーレの弟子たちの作品を聴きに行く2019/09/30 23:07:49

フォーレの弟子たちの作品を集めた曲が披露される演奏会があるというので、東京文化会館まで聴きに行った。フォーレ協会主催である。実はこの日、コンサートがあるということを知ったのが前日の29日であるという体たらくである。

前半はフォーレのピアノ作品2曲と、フォーレの弟子たちが「オマージュ」としてささげた曲の演奏である。小品集の「喜び」はピアノの細かな音符をぼやかして旋律を浮き立たせる手法をとっていた。これもいいのかな。ノクターン第6番、割合すっきりした(すっきりしすぎたかもしれない)演奏で、これはこれでいい。展開部のA-durの解決をダンパーペダルで残す手法をとっていたが、これがいいのか悪いのかがいまだにわからない。

「オマージュ」は、聴いたことがない作品がほとんどだったので面食らった。フローラン=シュミットのがごりごりしていて面白かった。

後半は優しき歌からの抜粋(2,3,5,8,9)とヴァイオリンソナタ1番。私は抜粋はいやなのだが、これは仕方がないのかな。ヴァイオリンソナタは長老の井上二葉さん。大丈夫だろうかとおもってひやひやしていたが、実際音を外す場面も多かったが、年の功というのだろうか、本当に外しては困るところをうまくしのいだり、あるいは間違っても「正しく」間違えたりで、さすがにこういうのは余人にはまねができないだろう。ヴァイオリンのプーレ氏のヴァイオリンはカスミがかかったようだったが、きっとこれは私の耳が悪いのと、聴いていた席が前の右側だったということが原因なのだろう。

アンコールはヴァイオリンとピアノで2曲、「夢のあとに」と「子守歌」。

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