即詰みを逃す2021/04/18 23:16:51

最近、インターネットの将棋を指している。あるとき、即詰みを逃してしまった。私が先手で、図の局面を迎えた。

【途中図は☖9七銀まで】
持駒 ☖飛金銀歩2
987654321持駒 ☗金銀桂

ここで私は☗3二銀成と指し、以下龍も切ったが、足りなかった。図では☗2三銀というただ捨ての妙手があり、後手がどう指しても即詰みである。

まず、☖2三同金と取る手は、☗3二龍 ☖1三玉 ☗2三龍 ☖2三同玉 ☗3五桂 ☖3五同歩 ☗4五馬 以降詰む。

つぎに、☖2三同玉と取る手は、☗3五桂 ☖3五同歩 ☗4五馬 ☖2二玉 ☗2三金 ☖2三同金 ☗3二龍 以降やはり詰む。 

一番手数が伸びるのは☖1三玉と逃げる手だが、☗1四銀成 ☖1四同玉 ☗1五歩とする。後手は ☖2五玉 と逃げたいが、☗1六金 で詰んでしまう。後手玉は先手3六歩を取りたいが、先手の8一馬の利きがあるので取れない。したがって、☗1五歩には☖1三玉と下に落ちるしかなく、☗1四歩 ☖2二玉 に ☗2三歩と打ち、☖2三同金なら ☗3二龍以降、また☖2三同玉なら☗3五桂以降、前述の順で詰む。

この詰み筋を読めなかったのは実力が足りないせいだ。ただ、この将棋は中盤からこちらが一方的に悪くなり、逆転できるとすればこの局面しかなかった。中盤の力をつけることが課題だろう。