ヴァイオリン名曲集を見る(その2)2020/02/03 23:00:00

演奏会用ヴァイオリン名曲集の続きである。第2巻と第3巻をみると、こちらはヴァイオリンとピアノ(または管弦楽)のために書かれた作品がほとんどである。

第1巻と第2巻、第3巻との間にはもう一つ違いがある。第1巻にある曲はほとんど知っているが、第2巻と第3巻には知らない曲が半数もあることだ。どうしてだろう。たとえば、第3巻にはエルガーの作品が2曲収められていて、うち一つは「気まぐれ女」(La Capricieuse)という作品なのだが、聞いたことがない。もう一つの「愛のあいさつ」は数えきれないほど聞いているのに。「気まぐれ女」の冒頭ヴァイオリンを次に掲げる: