ヴァイオリン名曲集を見る2020/02/01 23:00:00

演奏会用ヴァイオリン名曲集が全音楽譜出版社から計3巻発売されている。家には第1巻と第3巻があって、第2巻がない。ヴァイオリンを弾かない私はどうして買ったのか思い出せない。 さて、第1巻の曲目を見てみたのだが、ヴァイオリンとピアノのオリジナルの曲はそれほどないことに気づいた。たとえば、マリーの「金婚式」は、オリジナルはピアノ独奏またはオーケストラ曲と Wikipedia にあったが、本当なのだろうか。チャイコフスキーのアンダンテ・カンタービレは、もとは弦楽四重奏曲である。ボッケリーニのメヌエットの原曲は弦楽五重奏曲だし、フォーレの「夢のあとに」の原曲は歌曲である。そうすると、この第1巻に載っている18曲のうちヴァイオリンとピアノのオリジナルの作品は数えるほどになってしまうのだろうか。その数少ない(と思われる)オリジナルの作品に、ドルドラ(F. Drdla)の「思い出」(Souvenir)がある。コマーシャルでも使われた。すみれ堂のバタータンというお菓子だ。1977 年当時のラジオのコマーシャルが YouTube にアップロードされていて確認した。