ハンガリーの音楽を聴きに行く2019/08/17 23:21:12

きのうのブログの続きである。まず、前半2曲のハンガリーの音楽を思い出した。

ヴァイネルという名前の作曲家は初めて聞いた。ハンガリーということもあって身構えていたのだが、実際に聴いてみると優雅で、品があって、しかも遠い世界に連れていかれそうな、まあ私の考えている音楽というものにぴったりあった、素敵な音楽だった。しかもそれが、弦楽三重奏という、凝縮された形で表現されていることに驚いた。

コダーイは、作曲者名こそ知っていたものの、インテルメッツォは初めて聞いた。こちらはヴァイネルと違って少し土臭く、しかし音楽の楽しさを十分伝えるもので、こちらも出色だった。

演奏はというと、ヴァイオリンはお年を召したためか多少省エネルギーの奏法で少しつんのめり気味になっていたきらいがあったが、そこはご子息であるヴィオラやチェロが受け止めていて、いい雰囲気だったと思う。