ハイドンのピアノソナタ Hob. XVI/27 を聴いた。
このソナタの第1楽章は譜面上ソドレミ(移動ド)で始まる。しかし、問題はドにはさまる装飾音で、これは回音(ターン)と解するのが普通だ。そうすると、ソドレミと素直には鳴らすことはできず、ソ ドレドシド レ ミファミレレミ と鳴らすしかない。これでは、ソドレミとは言えないだろう。
装飾音で思い出したのだが、私は昔、クラシックの定量譜で不確定要素が高くなる曲の仕掛がないか、考えたことがあった。一つの方法は、装飾記号で音を飾りたてることであった。
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