ベートーヴェンの「田園」を聴く2021/08/02 23:00:00

ベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」第4楽章より
ときどきいろいろな方のブログを見に行く。その内容が濃いことに驚く。一般的に見て、ブログの内容が濃いものもあれば薄いものあるのは当然のことだ。私のブログの記事が異様に薄いだけなのかもしれない。

ときどき反省して、内容の濃い記事を書こうとするのだが、私という人間が薄いためか内容が薄いままだ。というのも、音楽室という名前になっていても、「おもしろかった」か「つまらなかった」に留まってしまい、その先には踏み出せないからだ。

最近、ベートーヴェンの交響曲第六番ヘ長調 Op.68「田園」を聴いた。有名な曲だから解説はいくらでもあるだろう。私が気になったことは、この曲はテレビコマーシャルに使われたことがあったかどうか、ということだ。調べてみると、ハウス「黒豆ココア」で使われたようだが、このコマーシャルは知らない。もっと昔のコマーシャルで使われたような気もするが、どんな製品だったか、どんな会社だったか全く覚えていないので探しようがない。

コマーシャルことなどどうでもよい。曲を、あるいは演奏を解説すべきという意見があるかもしれないが、私にはよくわからない。ひとつだけ書くとすれば、第4楽章のことである。ここは嵐の楽章である。嵐にふさわしく、管楽器は叫び、弦楽器は激しく揺れる。ここの低弦であるチェロとコントラバスは分離していて、どちらも正確に弾けないことで有名なパッセージである。せっかく第5番の第2楽章でコントラバスはチェロからの独立を果たしたのに、その独立した部分が旋律でも通奏低音でもなく、単に嵐でうごめく様子を表しただけでは、やはりコントラバスを弾く甲斐がないのではないかと思ったりする。

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