「化粧」を聴く2021/04/22 22:55:03

きのうに引き続き、宮本浩次のカバーアルバムから取り上げる。きょうは、中島みゆきの「化粧」について書く。

私はこの曲を、本家の中島みゆきの歌で聞いたことはほとんどない。私の記憶にあるのは、桜田淳子がカバーした曲である。恥ずかしいことに、私はこの「化粧」を研ナオコが歌ったのだと勘違いしていた。

それはともかく、YouTube で桜田淳子の歌う「化粧」を聴いて驚いた。いや、桜田淳子が歌う前から驚いた。なぜかイントロが山本譲二の「みちのくひとり旅」のようだったからだ。それはともかく、最初の字余りのようなところからしてこれはえらい歌だな、という印象を当時抱いていた。そのあとで「流れるな涙」のところでなぜかダウランドのリュート曲を私は思い出したすぐあとに、続けて「バカだね」の繰り返しを聴かされる。結局私は中島みゆきに翻弄される。

この歌の採譜はやけに難しい。最初は字余りだし、サビは休符の取り方が今一つわからないので、サビに行く前の「流れるな...」のところを起こすことにした。それでも桜田淳子の歌唱は素直だ。宮本浩次の歌は屈折が強い。

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