フォーレの「ピアノとオーケストラのための幻想曲」を調べる(16) ―2020/06/25 23:00:00

今回は練習記号15、389小節から調べる。第2部が終わり、第3部となる場面であり、Tempo I の指示とともに弦楽器のあと打ちに押し上げられてピアノがAのテーマを再現する。第1部とは異なり、Aのテーマの展開は行われず、すぐにAから派生したテーマA'が♭系と#系の彩を織りなしながらピアノで展開されるのが特徴的である。ここでは管楽器がカノン的に後から入ってくる。
フォーレ「ピアノとオーケストラのための幻想曲」第395小節
上の楽譜は395小節のアウフタクトからピアノと管楽器の掛け合いをよく表していると思って掲げた。どうしたらこんなに♭系と#系のあいだの移り変わりを自然に出せるのだろうか。

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