ヴェラチーニのソナタ第2番第2楽章を聴く2023/11/09 19:32:47

ヴェラチーニのソナタ第2番第2楽章を聴いた。第1楽章に続いてソドレミで始まっている。これはちょっと珍しいかな。

「人生いろいろ」を聴く2023/11/07 23:03:15

歌番組で「人生いろいろ」を聴いた。島倉千代子という歌手はいわゆる演歌というジャンルに入ると思うのだが、声質が軽いのであっさりした曲がよく合う。「人生いろいろ」という歌は、そんな島倉の特色がよく出た歌だと思う。

山口百恵の「横須賀ストーリー」を思い出す2023/11/05 22:46:05

ある曲を練習した。前奏が3+3+2のリズムを刻んでいる。この3+3+2というリズムはいろいろなところに現れる。ピアノを弾いている人ならば、バルトークのミクロコスモスの最終曲(だったかな)に出てくるのを知っているだろう。私のなかでの3+3+2の最高傑作は、山口百恵の「横須賀ストーリー」のイントロだ。ここではイントロの楽譜は掲げず、印象的な歌だけを載せる。二小節目の「これっきり」のところのリズムを百恵ちゃんは少しだけ崩し気味に歌っていると思うのだけれど、私の耳ではよくわからないのが残念だ。

エルガーの「エニグマ変奏曲」を聴く2023/10/28 19:06:46

エルガーのオーケストラ曲である、変奏曲「謎」を聴いた。一般に「エニグマ」の名前で知られている。私はこの曲を今までしっかり聴いたことはなかった。エルガーの作品は、水のようにさらさら流れていく感じがして、ことさら耳を傾けたいと思うことがなかったからだが、私も年を取った。ひょっとしたら、エルガーの作品をもっと聴くようになるかもしれない。楽譜は第9変奏「ニムロッド」の作曲者本人によるピアノ編曲版である。

アサヒペンのうたを思い出す2023/10/24 23:06:46

昔、ホームセンターというなまえがついた店があちこちにあった。DIY(Do It Yourself)ということばが流行りだしたころで、自前で家のことをしようという思想だった。そんななか、アサヒペンというペンキの会社が宣伝をよくやっていた。「家庭塗料はアサヒペン」という歌を今でも覚えている。調べてみたら、この歌はキダ・タロー作曲だった。

モーツァルトの交響曲「パリ」を聴く2023/10/21 23:50:12

モーツァルトの交響曲第31番「パリ」を聴いた。第3楽章の冒頭は次の通りだ。最初はわざとpで始めて、9小節めで初めてfになるのは、モーツァルトがおしゃべりなパリの人を驚かせてやろうと考えてのことだったと、私が録画した演奏会のときの指揮者が言っていた。f

バッハのカンタータ第81番を聴く2023/10/20 23:45:53

バッハのカンタータ第111番とカンタータ第82番については以前に書いた。残りのカンタータ第81番を聴いた。ここにミラシドがあるのでびっくりした。譜例は次の通り。歌がミで始まり、4度上のラに行き、そしてオクターブ下のラに飛び、シドレミと続く。

バッハのカンタータ第111番を聴く2023/10/19 16:10:26

バッハのカンタータ第111番「わが神の欲し給うことつねに起こり」を聴いた。私が持っているCDはカール・リヒターの指揮によるもので、他にカンタータ第81番と第82番が収められている。このCDは第82番のアリア「われは満ちたれり」ばかり聴いていたので他のカンタータは注意していなかった。さて、第111番の4曲めはソドレミで始まっているではないか。さすがバッハだ。なお、楽譜は器楽による冒頭の部分だが、アリアでもソドレミで始まっている。

「からたちの花」を聴く2023/10/15 16:42:43

きのうのコンサートにあった日本の歌からの編曲は「荒城の月」と「からたちの花」だった。からたちの花は」全部で六連からなるが、きのうの演奏会のプログラムの解説で「全六連のメロディーがすべて違う」と書かれていたので今日楽譜で確かめてみた。確かにみな違う。解説では、詞がみな違うから、という理由のように書かれていた。確かにそれもあるが、実は、詞は第一連と第六連が同じだ(あとはみな違う)。でも、第一連と第六連も、終結が違う。これは、後に歌が続くか、終わるかの違いを際立たせたいと山田耕筰が考えたからだろう。ここの譜面は第一連のものだ。


フォーレの「夢のあとに」を練習する2023/10/12 22:40:26

フォーレの「夢のあとに」をチェロで練習している。フォーレの曲としていの一番に挙げられることも多いのではないだろうか。私も好きなのだけれど、三連符の繰り返しがなんというか浪花節的で、世の中の熱情とは距離を置いている超然としたフォーレとはまた違う側面を見せているように感じる。