参議院選挙にあたって考える2022/07/05 23:59:59

もうすぐ参議院議員選挙の投票日だ。まだ誰に入れるかは全く決めていない。ただ、自慢してもいいことは、国会議員の選挙も、地方自治体の首長や議員の選挙も、一度も棄権したことがないことだ。もっとも、棄権を一度もしたことがない人はたくさんいるだろうからやっぱり自慢にはならない。それに、私は清き一票を投じているわけではない。人生、恥ずかしいことばかりで生きながらえてきたので、清き一票ということはない。

私の友達で、小学校の生徒会会長選挙に立候補した人物は、「清き一票はもちろん、清くない一票でも、私に投票してください」と堂々と言ってのけた。この友達が生徒会会長に当選したかどうかは覚えていない。

それはともかく、もうすぐ参議院議員選挙である。私が棄権をしたことがないのは、せっかく行使できる権利をむざむざ無にするのがもったいないからで、いってみればごはん茶碗に飯粒が一粒でも残っているともったいないから食べるように、選挙権を行使しているだけの話である。

最近久しぶりに平凡社ライブラリーの「日本残酷物語」を読み返している。本当に残酷で読み続けるのもしんどいが、残酷な目にあった民衆は、当時参政権など考えることもなかっただろう。私が拙いながら政治を考えて誰がいちばんましだろうかを考えて一票を投じているのは、多くの非道な仕打ちを受け世の中を変えたくとも変えられなかった民衆に私が負い目を感じているからでもある。

ありがたいことに、私が住んでいた(そして今住んでいる)地方自治体の首長や議員は、定数より多い立候補者がいる。つまり、住んでいた地方自治体では、首長や議員が無投票で当選したことはない。これはありがたいことだと思う。日本の多くの自治体では、首長が一人しか立候補しなかったり、議員が定数割れしているところがあるのだ。

どこかに書いたと思うのだが、私が通っていた学生寮にいた敬愛する先輩は、ある選挙で誰に投票しようかと真剣に考えたあまり、投票所から学生寮に帰る道に迷ってしまったという。わたしは投票所で迷ったことは残念ながらない。

アメリカでは、雑談として支持政党の話をするのはタブーだという話を聞く一方で、ティーパーティという、支持政党を盛り上げる会が多かったり、また異なる支持政党の支援者が討論することがよくあるとも聞く。どちらが本当かはわからないが、私の臆測では、きっと日本よりは討論をよくしているだろうと思う。

私は知人と政治の話をすることはない。たまに知人から〇〇党をよろしくという電話がかかってくることもあったが、それはそれとして聞いておくだけで、その〇〇党に投票したことはない。

まったく脈略のない文章になったが、こんなことを考えている。

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