レコードを思い出す2020/08/27 23:00:00

ショスタコーヴィチのピアノと弦のための五重奏曲の記事を書きながら、自分が買ったレコードのことを思い出した。室内楽はそれほどなかったが、そんな少ない室内楽の中にあって思い出すのはシューベルトの「死と乙女」だった。確か、アマデウス弦楽四重奏団の演奏だったと思う。

いたいけなクラシック少年だった私は、この曲のとりこになった。でもなぜ、この CD を買おうと思ったのか、思い出せない。

1980 年代前半、まだカラヤンの威光がまぶしい時代、グラモフォンレーベルが宣伝で、グラモフォンのレコードを三枚買うともれなくカラヤンの肖像パネルを差し上げます、というキャンペーンをしていたことがある。私はこのパネルを欲しいと思い、高いグラモフォンレコード3枚を選んで買ったのだった。うち1枚はその人カラヤンのベートーヴェン「英雄」だったことを覚えているが、残りの2枚は何だったか忘れた。うち1枚はこのアマデウスSQの「死と乙女」だった可能性が高い。

キャンペーンに応募し無事カラヤンの肖像画のパネルを手に入れた私は、自分の部屋の入口に飾っておいた。飾り方はいたって雑で、長押の上に載せておいただけである。そのパネルも私が実家を離れてから、いつのまにかどこかへ行ってしまった。

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