チェロの教本を見る2020/08/12 23:00:00

Werner 教則本 第5ポジションと第6ポジション
私が持っているウェルナーの日本語版のチェロの教本はいろいろ間違っているところがある。原典では間違っていないのに日本語版が間違っている個所もあれば、原典でも日本語版でも間違っているところがある。今、第6ポジションの要素練習のページを見ているのだが、第5ポジションの要素練習と似ているようで違っていることを発見した。それぞれの右側を見てほしい。

第5ポジションでは右側は3拍子のままだが、第6ポジションでは右側は2拍子になっている。これは、3連符をスラーで弾けるようにという要素練習であろう。これはいいのだが、最後の音が二分音符と四分休符の合わせて3拍ある。これは2拍子記号で収まりきらないので、本来であれば 3/4 拍子に変えるべきだろう。

第6ポジションで3連音符のスラーを練習させるようにした、ウェルナーの意図は何だったのだろうか。私には、「ポジションも上がったんだからボーイングも同時にマスターさせよう」とロクに考えずに作ったのではないだろうか。だとすればいい迷惑だ。

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