ベートーヴェン:チェロソナタ第3番イ長調2016/08/16 10:59:53

チェロソナタでもっとも有名な作品だろう。素晴らしい曲である。どこがすばらしいかというと、楽章のどの部分も快速だからだ。正確に言えば、第3楽章の冒頭はゆっくりとしているが、これは序奏だから、いわゆる緩徐楽章がない。

どうも私はベートーヴェンの緩徐楽章が苦手である。交響曲はいいのだが、ピアノソナタはあきてしまう。ピアノは打鍵後すぐに減衰するから、音の持続が難しいからだろう。

久しぶりのこのソナタを、ピエール・フルニエのチェロとフリードリッヒ・グルダのピアノで聞いた(1959年録音)。古いという印象はないが、フルニエのチェロの高音が少し不安定な個所がある。これが残念だ。音色は非常に美しい。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://marinkyo.asablo.jp/blog/2016/08/16/8153018/tb