モーツァルトのヴァイオリンとピアノのためのソナタ(K.378)2008/03/30 22:06:40

今、手元にあって練習している、ソナタ(K.378)変ロ長調を調べてみる。

メロディーは、ピアノ右手から始まる。ヴァイオリンは「r8fdfdfdf」(r8は8分休符)で始まる伴奏である。これをもって、ピアノが優位でヴァイオリンがオブリガートだ、という説もある。しかし、順番のことなど、どうでもよいではないか。

曲想は、ベートーヴェンのヴァイオリンとピアノのためのソナタ第5番を思わせる。ただ、伴奏が面妖だ。9小節めのピアノ右手はbの単音のあと、<fとdの8分音符重音、次にdとbの8分音符重音>、そして、<>内の繰り返しにスラーがかかっている。<>内が困るのは、dが同音連打になっているからだ。こういう書法は、モーツァルトの他のピアノ作品では見たことがない。私の勉強不足かもしれないが、どのようにして滑らかに弾けばよいのか、わからない。

まだ困ることがある。強弱記号のfのあと、すぐにpにするところが頻出する。しかし、fpではない。1拍めの表をfで、裏ですぐpにしろ、という意味だったりする。これが困る。手の制御が困難だ。

展開部では、手の交差も出てくる。

第2楽章、第3楽章は、また後ほど。

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