ヒナステラ:トッカータ、ビリャンシーコとフーガ2008/01/29 22:29:14

トッカータ部分の冒頭はプラルトリラーで始まる。ちょうどバッハの「トッカータとフーガ」の冒頭に似ている。
その後、12のアメリカ風前奏曲op.12の第11曲「エイトール・ヴィラ=ロボスを讃えて」に酷似する旋律ほかが次々に現れる。全体にオルガンの壮麗さを強調している。

ビリャンシーコは一転して宥めるようなメロディーに変わる。ビリャンシーコとは、南米に伝わるクリスマスキャロルのこと。

フーガは、B-A-C-Hの主題に基づいて展開される。ただし、バッハの「フーガの技法」とも、またリストの曲とも異なる。最後は意外なほど素直に終わる。

もう少し聞き所はあるはずだ。

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